優柔不断のせいで悪戦苦闘することについて説明しましょう。

決断というのは、常に同じように下されるわけではありません。

実際、優柔不断のほとんどは恐れから生じます。

決断を下す事柄について、間違えたらどうしようという恐れから生じることがほとんどなのです。

「物々交換」に参加した人が、自分の新車と交換にヤギをもらう決断をしたとしたらどうですか?

ここで、決断を下すことにまつわる恐れについて、ある重要な識別(と、それに関連する重要な意味合い)があるので、以下に説明します。

決断に失敗するケースには3種類あります。1つは「間違った」決断を下すこと、もう1つは「悪い」決断を下すこと、そして最後は決断を「下さない」ことです。

それぞれについて簡単に説明しましょう。

まず、「間違った」決断を下すことについてです。

あなたは、決して、「間違った」決断を下すことを恐れてはいけません。

「間違った」決断が、あなたがあらゆる事実をよく吟味した結果であるなら、それは選んだ選択肢がたまたま最良のものではなかったというだけのことです。

起業家は、常に、間違った決断を下します。

それが、仕事の一部なのです!

実は、間違った決断を下すことは、そう悪いことでもないのですよ。

次に何をする必要があるのかについて貴重なフィードバックが手に入ります。

すると、それまでよりも自信をもって素早く前に進むことができます。

あなたは決して、間違った決断を下すことを恐れるべきではないのです。

その反対に、「悪い」決断というのは、欠陥のあるデータや不完全なデータを使って判断することを言います。

事実ではなく、たいていは恐れや根拠のない希望に基づいた決断です。

「時間がないから、あてずっぽうだけど決めてしまおう」というものです。

「悪い」決断を下して、最良の結果が出ることはめったにありません。

個人的にも会社の収支的にも、手痛い結果になる場合が多いです。

しかし、盲目的に決断を下すことの一番の弊害は、あなたがその決断から何かを学ぶことはありえないということです。

実は、これにも良い面があります。それは、悪い決断であっても、あなたは少なくとも何らかの決断を下した、ということです。決断を下したことによって、決断を回避してしまうという問題はあなたにはないわけです。

あなたも、少しほっとしていいと思います。

先のことは誰にもわかりませんからね。

幸運に恵まれるかもしれません。

ここで大事なことは、パニック状態で事実に基づかない推測をせざるを得ない状況に陥るのを避けることです。

最後は、決断を「下さない」ことについてです。

これについては、その理由が死なないで済む気がするからであれ、何であれ、間違った決断や悪い決断をするのではないかと恐れているときに、これをやってしまう起業家が非常に多いです。

ですが、何も決断を下さないのは、悪い決断を下すよりももっと悪いことです。

決断を下さないことから得られる利益は、一切何もありません。

あなたが優柔不断に負けてしまったら、すべてがストップします。

あなたが何も決めなければ、何一つ達成されません。

仕事は溜まっていく一方です。ストレスも溜まりますし、自信は失くしますし、自己嫌悪に陥りますし、他にも多くの悪影響があります。

あなたは、惨めなままでいたいと思いますか?それでいいなら、決断を先延ばしにし続ければいいでしょう。

例えば、金曜日の夜に友達が電話してきて飲みに行こうと誘われたとき、あなたが行きたいかどうか決められない場合、それはもしかすると、単なる優柔不断が理由ではないかもしれません。

実はあなたには、約束したくないという気持ちがあるのかもしれません。

つまり、「万一もっと素晴らしいことが起きたときに、友達と飲みに行くと約束したばっかりに、そのチャンスを逃すかもしれない、そうなったら、一生憤慨し続けることになるだろう。

そんなことは起きないだろうけど、万が一に備えて、飲みに行くことは保留にしておこう」と考えるわけです。

コミットメントには、あらゆるレベルで人に二の足を踏ませる力があるのです。

結婚のような重大な物事にコミットしたくないという人もいます。

そういう人にとって、生涯に渡る誓いをすることについて考えることほど恐ろしいことはないのです。

あるいは、どの味のアイスクリームを食べるかさえも決められない人もいるのです!

決断力は、必要不可欠なものです。