効果的に決断を下せるというのは、生まれつきの能力だと思っている人もいます。

あなたも、たった今聞かされたことについて即決できるような人を知っていることでしょう。

軍隊の鬼軍曹のように自信満々に即断即決できる人です。

こういう人たちは、優柔不断というのは生まれつきだと考えています。

でも、それは違います。

優柔不断というのは、決断を下す能力がないということではありません。

決断を下したくないのです。

これにはたくさんの理由があります。

私には、なぜ多くの人がこの「決断したくない」症候群に苦しんでいるのかについて持論があります。

突拍子もないことに聞こえるかもしれませんが、「決断を先延ばしにすれば、死なないで済むような気がする」と思っている人々が結構いるのだ、とつくづく思わされることがあるのです。

決断を下すことにまつわる不確かさを避けることで、一種の安心感を得られるような気がするわけです。

決断を保留にできさえすれば、どういうわけか時間の方が勝手に止まるとでも思っているようです。

現状を維持している限り、すべてがそれまでとまったく同じように永遠に続くとでも思っているようです。

赤でも青でも導火線を切るなどという行動をとらなければ、爆弾は爆発しないとでも思っているようです。

ここまで言わなければならないのか、と気が滅入りますが、このようにぼんやり思っている人にははっきり言わなければなりません。

物事はそうはいきません。

地球は回り続けます。爆弾は爆発するでしょう。

あなたのビジネスは立ち往生し、衝突して、炎上するでしょう。

あなたはいつか必ず死ぬのです!

決断を避けることによって、あなたは、これっぽっちも死を免がれることにはなりません。

さらに確かなことは、あなたのビジネスにおいて決断を避けることは、これっぽっちも改善にはつながりません。

目を覚ましてください!「優柔不断は先延ばしの一種に過ぎない」というのが現実です。