「まくら投げ」の全国大会が行われたそうだ。
布団に寝た状態から始まるところや、「先生が来たぞー」というひと声で、散らばったまくらを自分の陣地にかき集める”タイム”を取れるところなど、見ていて笑ってしまうようなユニークなアイデアの競技だ。
ドッジボールが正式種目になったのを見た時は、あまりのボールの速さ、真剣な表情に引いてしまったが、このまくら投げ競技は、是非「シニアバージョン」の大会を設けてもらって参加したいと思った。
まくら投げをやったのは、高校の修学旅行。萩津和野から九州の長崎あたりまでの関西方面への旅行だった。海底トンネルができたばかりの頃で、新幹線の窓から魚が泳いでいるのが見えると信じていた同級生がいたっけ。
おしゃべりは苦手だったので、わたしの夜の楽しみは、まくら投げだった。
同室の同級生の中には、もうそんなことに付き合うのが照れくさいと思うような大人びた子もいて、一応まくらを投げ返すのだが、そのあとに、髪の毛の乱れを気にしたりしていた。
17,8歳と言えばそういうお年頃なのだ。
わたしなどは精神年齢が幼かったのかそんなことには無頓着で、枕を投げることに無我夢中、全身全霊で挑んでおりました。
旅行中の集団行動は苦手な時間も多かったが、あのまくら投げの時間だけは純粋に楽しかったな。