高齢者向けお弁当宅配サービスを注文した。

先日連絡した民生委員さんが手配してくれたのである。

近くの地域ケアセンターを借りてボランティアさんたちが手作りしたものを、週2日、夕方に配達してくれる。

対象者は高齢世帯または65歳以上のひとり暮らし世帯である。

通所リハビリの日には食事が提供されるために、週1日お願いした。

なんでも、キャンセル待ちまで出る人気商品なのだとか。

それだけ、高齢世帯がこの界隈には多いのだろう。

実家から駅にまで向かう道々、介護サービス関連の事業所が目につくようにもなった。

配食サービスはほかにも多々あるが、どういうわけか飽きてしまう。手作りのものがその日に届くというのは、安否確認も兼ねてありがたい。

 

先日、配達を担当するかたが自己紹介とシステムの説明を兼ねて家に来られた。

「そこの〇〇さんとか、あちらの△△さん、それと、え~っと、▢▢さんと……このあたりでは注文してくれているかたが多いんですよ」と言う。

○○さんも、△△さんも、□□さんも、この近所である。

近所どころか、目と鼻の先である。

ここらへんは、ご近所さんとの関係が疎遠過ぎて、同じ弁当を頼み、同じ食事をしているのに、お互いにそうと知らないで過ごしているのである。

高齢者ばかりなのでこの猛暑の中、外に出かけるのもタイヘンではあるが、「昨日のあのおかず、ちょっとしょっぱかったわね」だの「来週のメニュー表の○○、楽しみだわね」だのと言葉を交わす機会がないのは残念である。

せめて、家族であるわたしたちだけでもつながることができれば、と思うのだが、キホン、一緒に住んでいないので、顔を合わす機会もめったにない。

さらに、できれば関わりたくないなあという心の壁を乗り越えるのも容易ではない。