かかりつけのクリニックの受付で、マイナ保険証のいわゆる紐づけ登録をしようとすると、「それは自分でアプリから登録しないとダメですよ」と言われた。

「薬局でもできないですか」と聞くと、あくまでも自分で登録作業の必要があるという。

さらに彼女は続けて、「カードを持っていると資格証を送ってももらえないらしいから、わたしはカードさえ作らないのよ」と言う。ちょっと得意げだ。

わたしの不確かな記憶では、マイナンバーカードを作った人は、医療機関に直接行けば、そこで紐づけができてすぐさま保険証として使えると聞いたような気がしたが……。

不審ながら、こちらもよくわかっていないので、そういうものかと思いつつ、幸い紙の保険証がまだ有効なので、今回はそちらで受診することができた。

そして薬を受け取ろうと薬局に行くと、やはりアプリでの登録が必要ですと言われた。

マイナポータルというサイトのページもわざわざプリントしてくれた。

 

帰り際、往生際悪く、いつも目薬を処方してもらっている別の薬局に行ってみた。

ここではマイナンバーカードの提出を積極的に求められるので、もしかしたら登録をしてもらえるかもしれない、してもらえないまでも、その方法を教えてもらえるかも、と思ったのだ。

すると受付に置かれた小さな器械を指し示されて、あっさりと紐づけ登録は完了した。

なんだ、できるじゃないの。あっけにとられた。

 

帰宅後、所属する保険組合から先日送られてきた書類を見て合点がいった。

それは資格情報のお知らせというものであり、「マイナ保険証の読み取りができない例外的な場合」について、マイナ保険証とともに医療機関の受付で提示すれば、受診できると書いてあった。

どうやら、その場で登録ができる医療機関と、できない医療機関があるらしい。

その例外的な医療機関にたまたま2か所続けて当たったようだ。

しかし、これらの例外的な医療機関にこの資格情報のお知らせを持っていって、果たして対応してもらえたがどうか。そこまでこのお知らせの存在が知られているかどうか、それも怪しい。

マイナ保険証制度の情報が正しく共有される前に、この制度が出発進行してしまったために、医療機関のかたも含めて、みなさん、自分の経験をもとに話すしかないというような場面や状況に置かれているようだ。

 

それにしても、アプリ、アプリって最近この単語に置き去りにされることが多くなった。