ANA688便(201866日(水))が機内安全アナウンスを完了せず離陸。自ら搭乗していた機内で考える安全対策


ANA688便(201866日(水))広島空港発~羽田空港行きにて、機内安全アナウンスと実演で、救命胴衣を広げるところで自動音声案内が寸断。苦笑いのCAさんが安全のしおりを掲げて、それ以降の安全対策を案内せず離陸。


航空法令上も安全対策上、問題ありそうだが、そんな時こそ、「このように、安全アナウンスの自動音声案内が途切れるアクシデントがございましても、飛行安全上の問題はございませんので、あわてず落ち着いて行動してください。なお、続きの救命胴衣の着用の仕方は~で、膨らみが足りない時は~で、乗務員の指示に従って~して下さい」など、機転をきかせて、口頭・マイクで対応すれば良かったのではないかと思ったりする。そうすれば、ある意味、良きヒヤリハットになったのではないだろうか。


ただ、私のようなプロペラで4席仕様の小型セスナ機くらいしか操縦しない米国連邦航空局(FAA)のプライベートパイロットやAOPA-JAPANの初代コンプライアンス委員長程度の人間にはわからぬような、ANAA320には、安全アナウンスの言語や実演などを超えた、何かとてつもない驚異的な隠れた安全対策があるのかもしれず、私が気づかず杞憂にすぎないのかもしれないが・・・。


また、航空法令的に、安全アナウンスと実演などは、途中までで良い決まりになっていたのかも知れず、なんかモヤモヤする。


そんなことを考えてCAさんに安全対策につき、クレームというより気になったのでこうしたら良いのでは、と、前方へ行き一礼してお話ししたところ、後ほど、チーフパーサーの方が7Dの私の席にお越しになり、CA習熟対応中である旨や、私が見て聞いていた限り離陸少なくとも離陸前には完了してないようだったが、日本語アナウンスは完了していて、前方のアジア系のお客様には、英語が話せるそうで未完了の英語アナウンスを個別に行ったとのことを告げに来られた。


私が見ていた限り、個別に安全案内が離陸前に行われていないようだったが、やはり、ANAA320には、目に見えないテレパシーなどの、とてつもない安全対策があるのかもしれない。


ハードクレーム対策も指導する者としても人権デューデリジェンス公益監査などを指導する身としても、万が一、私がCAの方々に対して、失礼な対応をしてしまっていたり悪質なクレームをしてしまっていたり、全くの事実誤認などがあったりしたとしたら、CAの方々の人権救済や悪質な対応への法的措置が取れるよう、私の名刺を渡した上で、「ご安全に」とお返事しておいた。


起きたミスは仕方ないとしても、事実に沿って、次善策を講じることが大切なことだと感じた次第だ。


人を責めず根本的問題を解決することが大切だと、日頃の監査指導や情報セキュリティ対策などで私は話している通り、チーフパーサーの方を含めたCAさんやパイロットを責めず、そもそも、自動音声案内に支障が出た際に口頭マイク案内の準備をしておくだけでも、安全性も信頼も高まるのになぁ~、と、残念な気がする。