midori
小屋の前の坂道をドスドス上りきる、顔を上げたら太陽光線を浴びた若葉の
透き通った黄緑が飛び込んできた、
だからニヤニヤしていつもの特等席を海の方からパチリ、
10月に蒔いたクローバーがモコモコ小春日和の平らを埋め、
その手をつないだカラスノエンドウが
サワサワと這い上がり切り株まで届いてる、

この若葉同士は清々しさを魅せるだけじゃない、
空気中の窒素を土中に固定して土を豊かにして、他の植物にも栄養を分けている、
なんて切ないほどの価値だ、
そのカラスノエンドウは農薬や化学肥料を含む場所では極端に育ちにくい植物だそうで、
よけい嬉しくて大切にしたい気持ちが込みあげる、、

今年のニンニクは日本製にした、順調に育ってる、
のらぼう菜とオカノリも初挑戦だが善戦してる、
白菜もまだ子供だがそのシワシワがくっきりして、なんとか行けそうだ、
ほうれん草は魔法の暖炉の灰を施したわりに、まばらで元気がない、
daikon
安心して見てられるのは大根だ、
それも、畝に蒔いたのより、固い通り道にいつのまにか生えた方が元気な葉っぱで
ビックリだ、
貧弱だからと、せっかく種を付けたのに冷たく刈り捨てた仕業を見返そうと、
怒って生えてきたんだと考える俺は、いまさらの薄っぺら野郎だ、
amagaki
甘い、旨い、何十年振りだろう、ダメもとで飛びつき右手でもぎ取ったこの甘ガキ、
猿はみのがしてくれたのか、まだ枝先に20個くらい青空に垂れてる、
それより、驚いたことに、この老木は渋柿と甘柿が同時に生っていた、
器用な親父が接ぎ木したんだ、
柿は猿に食われるもんだと諦めてきたとは言え、2回目のいまさらに呆れるばかりなり、、
take
これで今年の冬は風邪ひかないかもと、カジリながら竹林まで来た、
これまた驚いた、あの太い孟宗が生きたまま裂けてる、
キウイの弦に負けたんだ、凄い力だ、瞬間の裂ける音を想像して身が締まった、
まだ青いが、いずれ枯れるだろう、そうなる前にキウイはどうするんだろうと、
人ごとな、いまさら野郎が昔用意した単管の束は、小屋の軒下に眠ってる、、
俺の自然は、この場所で生きるため、どうにかする自然に遠く及ばない、、。