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tomの毎日

日々刻々、心にうつりゆくよしなしごとを。


阪神淡路大震災を経験した人と、
昔付き合っていたことがある。

当時既に10年は過ぎていたが、
少しずつ漏れてくる生々しい言葉に、
ほんの少し気が遠くなりながら。

目の前にいる彼の生存を、
見えない何かに、確かに感謝した夜があった。


亡くした人を悼む涙にも、
生き延びたことを喜ぶ笑顔にも、
温度があって。

時を経ても、
それはいずれも、唯一無二の褪せないものだと思う。


現地で経験していない私がおこがましいが、
手を合わせてから、眠りにつく。



仕事で疲れて、居間のおこたで寝入る母。

寝ぼけたのか、手踊りをしていた。

行ったことはないはずだけど、
沖縄の夢でも見てるのかしら。


首里城。
美ら海。

オリオンビール。
泡盛。

ゴーヤチャンプルー。
テビチ(ちょっと苦手)。

三線で宴会。

想像して、ちょっと吹き出す。


私もまだ行ったことないから、
時間ができたら、一緒に行こうね。

今日も1日お疲れ様。


「次はいつ会える?」と聞いてくれること。

伸ばした手を握り返してくれること。

そういうちょっとしたことが、
時々気持ちを救いあげてくれる場合のあることを、
教えてくれたのは誰だったか。


いつか近くに居る誰かが、
どうしようもなく打ち沈んだとき、
今度は私がそうしてあげたいと、
感じていたことを忘れていた。


思い出させてくれた、あなたに感謝して。
明日はちゃんと、顔を上げていこう。