本州と北海道の建物 | こーしのひそひそ話

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乳癌に罹患 心臓弁膜症 と病気持ちですが 心までは病気持ちではありません!明るく毎日生きてくための吐き出し!北海道で生まれ育った還暦ばーさんのぐだぐだブログっす



私がしっかりと記憶出来る年齢になって

本州に行ったのは 高校の修学旅行でした


函館までは汽車で行き

青函連絡船に乗って 青森へ。

そこからまた汽車で東京まで夜行で走りました



一晩中 テンション上がってたので


一睡もできず 友人たちと騒いでたら


先生たちにも男子たちからも叱られました笑


夜が明けて 目に入ってきたのは


北海道には無い瓦屋根の家々……



本当にあんな重たいものが屋根にあるんだぁ~と感心するやら驚くやら





東京に嫁いだ娘が 



おかあ!こっちって冬、家の中メッチャ寒いさ!あり得ない!


と。



北海道の家は 冬の雪の事を考えて


断熱材が入っています


何より違うのは 窓枠と窓ガラス



まず 二重になっています

すべての窓が二重です


内窓と外窓があります




そして ガラスも二重ガラスになっています




ここまでしないと 冷気が家の中に流れ込んできてしまいます

私が子供の頃はこんな窓ではなく

木枠の1重の窓だったので 朝、目覚めたら 窓の枠に雪が積もっていました


布団の襟に息で 霜がついていました


北海道は、本州からの移住者がほとんどなので 家の造りも昔は本州と同じようでした

雨戸も父の実家にはありました


もちろん、冬場は、なんの役にも立ちません笑

だって 凍りついて引くも開けるもできなくなりますもん!


北海道には、北海道にあった家造りがあるのだと 学習していったここ百年



本州の家にあるものが北海道の家にはありません!


まずは 瓦屋根

ただでさえ雪でものすごい重さになるのに 瓦なんて敷いたら 屋根、潰れます

それに雪が落ちず 積もる一方なので


ますます屋根が陥没してしまいます



あと、雨樋(あまどい)もありません

あれがついてると 冬には外してしまわないと 凍りついてしまいます


特に縦の下へ流すところが凍って膨張し、破裂してしまいます



なので北海道の家に雨樋はありません



そして 雨戸もありません


冬になれば閉めようと思っても凍って閉められなくなるからです



父の実家にもあったけど 戸袋に仕舞ったまんまです



あと、軒先も少し長く造られています



軒先が短いと ツララが壁や窓にささって来るからです



軒先が短いとこんなふうに窓に迫ってきます

なので長めに造られています

こうすると ツララが迫ることがありません!



冬場 雪の中に埋もれてしまう北海道の家。



でも断熱材や窓のおかげで 

外がマイナス20度になっても

家の中で半袖姿で お風呂上がりにアイスを食べられます笑


おそらく本州からこちらに来たら



冬の家の中が暑い!と思うと思います


11月に東京に行った時


婿のご両親が家の中でダウンベストを着ててびっくりしました


エアコンしか無いし、窓は1重



家の中でああして厚着しなきゃならないんだぁ…………と、改めて驚きました



長女が



冬場は、北海道のほうが家の中あったかいよ……こっちめっちゃ寒い!



長女、エアコンだけじゃ耐えられない!とポータブルストーブ買ったと言ってました



それほど 本州と北海道


家の造りが違うんです