介護したくても…… | こーしのひそひそ話

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乳癌に罹患 心臓弁膜症 と病気持ちですが 心までは病気持ちではありません!明るく毎日生きてくための吐き出し!北海道で生まれ育った還暦ばーさんのぐだぐだブログっす



元 同僚は 現在60歳

ひとりで生活していたが

父親の様子がおかしくなってきて

母親一人では とても大変になってきたところへ持ってきて


住んでいたアパートが老朽化のため、立ち退き要請が来たので退去


実家へ戻った


でも仕事をしなきゃ食べていけないので


仕事は続けている


父親は デイサービスに行っていたが


どんどん進んだ認知症のため


彼女は寝ることもできず


夜中に出て行こうとする父親を見張っていて 睡眠不足


それでもうっかり寝てしまい


気づいたら 家にいなくて


明け方から探し回るという生活が半年程続いたため


体重も落ちて 痩せてしまい


その疲れ果てた姿をみたケアマネージャーさんが勧めてくれて



介護施設へ入居を決め


連れて行った



家に帰る!というのではないかとドキドキしてたらしいが



介護士さんたちがとてもいい対応してくれたため、帰る時

じゃーね、と行ったら


お、気を付けてな!と言われたと。



でやれやれ ようやくゆっくり眠れるようになったね、とお母さんと話してたのもつかの間



今度はお母さんに 認知症の兆候が出てきて



ぶどうを買ってきて 置いておいたら


全部お母さんがテレビを見ながら食べてて


翌朝



お母さんに


ちょっと!ぶどう無いんだけど!誰が全部食べたの!?と文句を言われたと。




貴女が食べてたでしょ? と言っても


私が食べるわけ無いでしょう!とキレられたと。



彼女いわく


もう、ね 笑うことしかできなかったさ

とうとう母さんまできちゃった……と笑っていたが 悲しそうだった



そして こうも言った



父さんと母さんと私の3人で暮らしてきてね 私、結婚もしてないし子供や兄弟もいないしさ……

親を見送ったあと 私ひとりになっちゃったら……私も父さんと同じようになったら どうしようと思ったら 夜眠れないんだよね…………


と。


隣町にいとこさんはいるようだから


もしも私がおかしくなったら

いとこさんに頼むね、と話してるんだけど


そのいとこさんも年齢が近いからお互いだよね、と笑ってたらしい





でも




働かないと食べて行けない、暮らしていけない……


年金だけじゃとても足りない


だって 家の税金は払わなきゃならないし

無職だからって税金払わなくていいってこと、無いでしょ?


両親の年金は手を付けず、そういう時のためにって取ってあるけど……と


悩んでるのは 彼女の家の土地価格がバカ上がりしてる、という現実があり



昔は 街からかなり離れてるところだったはずが


今や道の駅のすぐ近くで

目の前は公園


住宅街となり



 土地家屋税や、固定資産税が めっちゃ高くなってきたのだと。




親が生きてるうちは 家を残しておきたいけど

亡くなったら売却して 私の老後の資金にするつもり〜と笑っていたが



そこに行くまで まだまだ道のりは厳しいようだ


お父さん、88歳

お母さん84歳だそう




月曜日 お母さんを病院へつれていくんだ、と話してた


もしも 認知症と診断されたら

………………とかなり悩んでた



そこの病院は入院施設もあるので


仕事へ行ってる間にどこかへ行かれても大変だから 少しだけ入れてもらおうかと思ってる、とも話してた


認知症の薬がいいのが出たそうで


もしもその薬が効けば


家にいてもらっててもいいんだけどねぇ…………と話してた



私が仕事に行ってる間に出ていかれても服装すらわからないもんね……


と話してたが笑い事ではないもんね



何度か 消防無線で


行方がわからなくなってます みたいな放送されてる人たちがいたからね…………彼女は他人事じゃないんだよ……と言っていた。



私の両親はそうならずにあの世へ行ったけど


長生きも 元気ならいいけどね


ボケて長生きされると子供が大変だよ……


不安な日々を過ごさなきゃならないもんね

介護したくても 働かなきゃ暮らせないしね



昔は ピラミッド型で若い者が多かったけど

今は逆だもんなぁ



介護したくても出来ないのが現実なんだよなぁ〜