昭和23年の今日9月14日。
私の母方の祖母は結核により
19歳、17歳、13歳の3人の娘を遺して この世を去りました
私が乳癌に罹患した時
21.19.17歳だった3人の娘たち
どれほど どれほど この子達を遺して死ぬわけにいかない と思ったことか
自分がガンに罹患した事で泣いたことはない
娘たちを遺して死ぬのがつらすぎて泣いた
娘たちを思って泣いた
祖母は
血を吐いたところを見せなかったそうだ
咳をして 三女の叔母が背中をさすったら
うるさくてごめんね、寝てなさい
と布団から出てったそうだ
母が 祖母と一緒に 飴の工場で 飴を伸ばす作業が辛くてしゃがんだら
休んでなさい、母さんがやっとくから
そう言って……重たい飴をひとりで伸ばしてたそうだ。
結核に罹患してることも母たちは気づくわけもなく
熱で動けなくなって初めて
病院行ったら?と母たちに言われて祖母はひとりで受診し
すぐに入院 と言われたそうだ
入院する日 小樽の坂道を 母と二人歩いた祖母は
後ろを振り返って 何度も何度も 歩いて来た道を見てたそうだ
母が 何?母さん 忘れ物?と聞いたら
いや…………もう 見れないと思って……小さい声でそういったそうだ
病院までの道を 祖母はどんな気持ちで歩いてたんだろう…………
私は 祖母の話になると 涙腺が崩壊してくる
きっと 祖母が私を守護してくれてるからだろう
そして私も命にかかわる大病をしたからだろう
祖母の祥月命日であり
母の月命日
きっと祖母は 母を迎えに来てたに違いない
二人で これまでのことを話してるに違いない
しっかり手を合わせてきます🙏😌