祇園のど真ん中の雑居ビルの4階にあります。
こんなお店がいっぱいあるビルに入るのは随分と御無沙汰。
この鮨屋さんは少し前まで清水寺の近く、二寧坂でやっておられたお店です。
こちらの場所のほうが行きやすいですね。行ったのは11月16日の土曜日でした。
入り口はさすがに暖簾は無く、会員制のクラブかなと思うようなドアを開けて入ります。
メニューをすぐに下げられたので写真はありませんが記憶では
8000円と11000円、鮨だけなら5000円の3コースがあります。
お好みでも注文できるようです。せっかくだから11,000円のコースを注文。
先ずは一品目。的矢牡蠣のオイル漬け。
牡蠣はフライ以外、特に生は苦手。思ったより食べ易かったですが。
二品目は穴子の刺身とボラの白子。この時期、よく雲子(鱈の白子)が出ますが
珍しさもあってかこちらのほうが美味しいと感じた。
ボラのメスはカラスミで有名ですがこちらも河豚の白子と言われても分からないほどの味。
秋刀魚と烏賊の刺身。
日本酒が進みます。
この日の少し前に解禁になった背子蟹。
こうして出してもらうと食べやすい。
添えられているのはレモンじゃなく完熟のカボスだったかな。
濃い目に炊かれた鰤大根。
ネタ箱が電気冷蔵の物でないのが嬉しい。
いよいよ鮨の登場。
大間ではないけど青森の中トロ。
コハダ。
鯛ではないけど甘鯛のように○○鯛と呼ばれる魚がありますね。
これがそうでした。名前は忘れましたが。
アオヤギという貝。
もっと歳をとった御主人かと想像していました。
まだ30代です。
ワインソムリエだという奥様と二人三脚で。
奥さんのアップです。
ネタ箱の向こうに見えるのは
ワインサーバーかな。
二つに切ってシャチホコのように出された海老。
漬けマグロ。
赤だしでなくアサリの味噌汁で口を洗う。
穴子で終了。玉子を除いて10貫出ました。
江戸前ですからすべての握りは刷毛で醤油を塗ってあります。
追加で頼んだ紐キュウ巻きで初めて小皿に醤油が出てきます。
キュウリも細切りにして胡麻も振ってあります。
8時前に店を出ましたが周りのクラブなどのお店は開店したのか準備中なのか雰囲気が分かりません。
私たちが一番客。もう食べ終わる頃に常連らしき男女3人連れが入店。
すでに酒が入っているのかやや騒がしい客だったのでちょうどいいタイミングで静かに食事を済ますことができました。
御主人が岡山の出身だということで桃太郎かな。
会計は33,000円ほどだった記憶。
引っ越し前は鮨沼本。こちらに来てからは寿司沼本に。
何故に字を変えたのか次回にでも聞いてみようかな。
ポチンとよろしくお願いします。