先週の日曜日
ベンちゃんの腹違いの妹、メリーのご主人の葬式に行ってきました。
メリーが所属するカトリック教会のパスターと一緒に歌っています。
楽しそうですが、ご主人は天国に行ったので喜んでいる・・・でしょうか?
喪主は黒に赤い腰巻。
亡くなってからお葬式が終わるまで、ずっと黒の服を着ます。
亡くなったご主人のお友達らしき人が何か話しています。
今日の葬式カラーはブラック&ホワイト
飲み物や食べもののコーナー、
ワイン、ウィスキー飲み放題。
喪主を励ます意味があるのかしら?
こちらはベンちゃんの妹と母。
やはり、おそろいの生地でデザインが違います。
この生地は家族・親戚が着るもののようです。
それぞれが生地を買って作ります。
うちも声が掛かったらしいけど、ベンちゃんは断ったそうです。
白黒の喪服はたくさん持っているからと。
ガーナの習慣らしいけど、私はあまり好きじゃない、おそろい。
こちらはまた別の生地の人たち。
食事のサービスが始まりました。
このようなコーナーが3箇所、
それに加えて、バンクーのコーナー、フフのコーナーと食べ放題。
そのほかにも、食事前にピーナッツとチキンナゲットが配られました。
メリー、頑張ったね。
メリーとご主人は正式に結婚していませんでした。
つまり、セカンドワイフと言うことです。
こちらでは、昔から男は何人でも妻を持つことが普通だったので、
セカンドワイフといっても日陰者ではありません。
恥ずかしいことでは無いのです。
堂々と「私はセカンドワイフ」と言っても誰もとがめません。
ベンちゃんの兄弟もそうですが、
腹違いの兄弟でも結構仲良く行き来しています。
でも、やはり亡くなると、色々問題がでてくるのでしょう。
本妻?がメリーは葬式には出てはいけないと言ったとか・・・
詳しく分かりませんが、普通は何人ワイフがいても同じ会場でするそうです。
それならボディは無いけど、同じ日に
自分だけで葬式を出しちゃおうと、
彼女が全て準備しました。
彼女はチョップバーをやってます。
フフを作って売っているのですが、
儲かっているのでしょうか。
女一人でこれだけの葬式を出したメリー、頑張りました。
ワヤディエ!
Well done!
今ガーナでは葬式に金を使いすぎるという問題が起こっています。
大体一ヶ月から3ヵ月後に行われますが、
電話などが発達していなかった頃の名残ともいえますが、
最近は、葬式にかかる資金を集めなくちゃならないからだそうです。
葬式ローンもあるようです。
葬式に来る人全てが香典を持ってくるわけでなく、
(うちも香典はベンちゃんが葬式に参加した母、妹、妹の子2人を代表して出しました。)
以前、亡くなった人を全く知らない無関係の人が私達と一緒に葬式に参加した事があり、
ナンなのあの人?って聞いたところ、
葬式だからいいんだ・・・・・・そうです。
来た人には飲み物、食事かお弁当をサービスしなければならず、
飲み物一本、パックのお弁当一つという葬式もあります。
それだってかなり費用が掛かります。
それが出来ないので葬式をしない家族もいるそうです。
さらに、病院でなくなったときに、お葬式まで冷凍室に入れるけど、
その費用が出せず、そのまま放置されることもあるとか・・・・。
なんだか哀しい。
ベンちゃんの葬式はもっと派手にやってあげるからね。
と言ったら、
まだ死なない・・・・・。
だって。
じゃあ、私の方が先?
私のときは、ひっそりとほんとの家族だけでいいからね。
派手な葬式をしたら化けて出る
とも言っておきました。
化けるって理解したかな?