私が行っているベイビーグループは、知る限りイギリス、スペイン、中国、香港、シンガポール、日本(私達)の人がいる。




本当はEU圏の人もっといる気がするけど全員と話していないのでとりあえずこんな感じの国籍構成。

夫の職場に至ってはイギリス人以外はイタリア、スペイン、ドイツ、フランス、香港…と私も夫も国際色豊かな環境に身を置いている。




みんな比較的宗教リベラルで国籍、人種バランスよく混在しているこのエリアに大体住んでいるので出身国は違えど極端な金銭感覚とか価値観の違いとかはさほど感じないんです。

イギリスは同人種、同宗教で固まるエリアがあってインド人街はサリー着たインド系ばっかだし、モスクの周りにはヒジャブ、チャドル纏ったご婦人が多かったりと、極端に偏ったエリアが都市部にはある。〇〇居住区か?ってくらい固まっている。一方で片田舎の牧場があるような場所には見事に白人(代々イギリス系と思われる)しかいない。そこに住むことを誰かに強制されたわけじゃないけど宗教戒律とか文化的背景だとか何らかのポリシーに忠実な生き方をする人々が同質性を好むのは別に不思議ではないですよね。




深く知らなくてもなんとなく身なりとかで察するものってあるでしょ?その違和感があまりない。






ただ、旅行の話になると国籍の違いをすごく実感する。国籍というか先進国出身かどうかで話の広がり方が全然変わってくる。






欧州出身のご家庭は当たり前だけどEU圏は行き来自由なんですよね。イギリス人もついこの前まではEUだったので同様。





日本人は他の先進国を凌ぐ世界最強パスポートホルダーなので


ヨーロッパに住むと日本からは遠くて行きづらい他のEU諸国に色々行けていいよねーなんて話をたまにする。

実際は航空券が馬鹿みたいに高い(今のイギリスからだと)ので距離の割には簡単ではないんだがw我が家は日本にも帰りたいのでヨーロッパは年2行ければ御の字。



夫の職場の話でも、誰々がポルトガル行ったとかスイス行ったとかスペイン行ったとか話すらしい。



とにかくみんな太陽の降り注ぐ大地を求めて必死にイギリス海峡を超えようと試みる。





でも、中国人の子とホリデーの話になると彼女たちは行き先がイギリス国内限定なんですよね。



地理的に欧州各国にアクセスしやすいイギリスにいても。

留学生みたいに1年しかイギリスにいないとかならわかるけど、家族持ちってそうじゃないからね。




もしくは自国に一時帰国か。





この前、本帰国したうちの娘と仲良しだった女の子(両親中国人)のママには、観光ビザの申請は渡航3ヶ月前くらいにするけど、滞在先とか滞在スケジュールとかその時点ですべて提出する必要があるから面倒だしお金もかかるから思い立って来週行こうとかできないって言われたの。





聞くところによると、中国人がビザなしで行けるヨーロッパの国って観光目的の短期滞在だとしても今でもほぼないらしい。



中国って今や富裕層は桁外れにお金持っていてそれこそ中東の王族だとかアメリカの長者番付常連組と並ぶような世界線で生きているんですよね。




だけど、国自体の外交的な信用度でいうとまだまだ欧米諸国からは認められていなくて金持ちだろうがなんだろうがとりあえずはビザを求められる。

あ、金持ちはビザやら国籍やらを金で買えるってのは置いておいて。




なので、一般人は(それでも在英日本人よりは羽振り良さそうな印象。子供の学校とか。)は、肅々とイギリス国内旅行を楽しむのですよね。




そんなわけで彼らとイギリスからの過去、未来の海外旅行の話とかになると急に会話が萎む。






今までは旅行した時くらいしか日本国籍最強感味わえていなかったけど、国外に住むと国ガチャ、もとい国籍ガチャって親ガチャに次ぐくらいの勢いで重要なんだと日常会話からひしひしと感じるのであります。