こちらの続きでございます。
11冊めから。
11.かいじゅうたちのいるところ
これは映画化もされている超有名な絵本ですね。
作者のモーリスセンダック自身がイラストも手掛けています。彼の独特なタッチかつシンプルな色使いの挿絵が見事にストーリーと調和しています。だんだん挿絵のサイズがページに対して大きくなって行くので読み進めるうちに没入感が高まります。
12.DAWN
言葉より光と色で訴えかけてくる想像力が膨らむ一作。
この本はよあけっていうタイトルで日本語版も出版されているんだけど文字数少ないので絶対英語で読むべき!原作の単語選び込みで素敵な絵本です。ただし大人向けです。
13.The Fox Who Stole The Moon
とにかく夜空の描き方が魅惑的な作品。
日本では何かとネガティブに描かれがちなキツネですが、この本ではそんなイメージを払拭する名バイプレイヤーとして登場します。ストーリーは単純ながらも繊細な絵にどんどん引き込まれて行く心温まる一作。勿体無いのは紙がコピー用紙か⁈ってくらいショボいのでクオリティを気にする人はペーパーバックは避けた方が吉!
14.ライオンになるには
ビビットカラーが印象的な作品。
これは美しいというよりデフォルメされたイラストとフォント(サイズ、レイアウト)などそのデザイン性に優れた一作。恩着せがましくないメッセージも印象に残ります。
15.ほしのおうじさま
“大切なものは目に見えない(Le plus important est invisible)”という強烈なフレーズを世に放った出版から70年以上も経った今なお世界中で愛されているサン=テグジュペリの星の王子さまの抄録版。
原作は、抽象的で本質の解釈が人によって分かれる難解な本ですが、イギリスの詩人と画家のコンビにより子供でも読める簡易版となって出版されました。内容はともかく(かなり端折られている)、挿絵がファンタジックで魅了されます。
第4段もありますので乞うご期待!