超・就職氷河期と技術大国ニッポン | トム窓屋のロハスな夢追い人

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内窓販売を通じてエコ生活を提案し続ける麦わら帽子の窓屋さん

ロハスな生活に憧れながら忙しく走り回っている日々の中、
冷静なツッコミを入れてくれる明るいスタッフと、お客様の
あたたかさに支えられながら、大好きな音楽とともに
何気ない日常をレポートします♪

みなさん、こんにちは。トム窓屋ですニコニコ



先日は柿の木に集まる近所の方々について書きましたが、決して柿の実目当てに群がっただけの心の卑しい方々ではありません。普段から本当に良くして下さる方々なのです。これだけは誤解のないようにしておかないと・・・あせる



さて、今日は八戸から新青森駅まで新幹線が開通することとなり、地方と首都圏との距離がますます近づいた日です。地方の経済は首都圏の方々から見ると想像以上に景気が厳しいと言われています。地方に住む私の目から見ても確かにその通りで、青森市内を見ても中央商店街ですらシャッターが下ろされている店舗が非常に多いのがすぐ目に付きます。
そんな青森にとっては待望の新幹線。多くの観光客を獲得するチャンスが巡ってきたわけです。この機を逃さずに創意工夫の上、賑やかな街を取り戻すために頑張って欲しいものです。



日本が不景気になって久しく、「失われた10年」が「失われた20年」に向かおうとしている気配すら感じられます。トム窓屋が社会人になる前にも氷河期と呼ばれて民間企業への就職が非常に厳しいという状況もございました。しかしながら現在はそれを上回る就職内定率の低さが問題となっています。私も経験がありますが、卒業を控えても就職が決まらないという焦りは、それはそれは大変なものです。

かつて日本人は勤勉な仕事振りが揶揄され、アメリカ映画などでは決まってスーツに眼鏡、七三分けという「いかにも」な姿で登場しているのが印象的でした。

そういった成長著しい頃の日本というのは優れた技術者によって成り立っていたと思います。もちろん、世界中をまたにかけて飛び回っていたビジネスマンの役割も大きかったのでしょうけど、根底は世界を牽引して新しい技術の開発に努めてきた技術者の力が大きいと思うのです。優れた発想と忍耐強さ、そして積み上げてきた技術といったものが素晴らしい商品を生み出し、世界に誇れる技術大国としての日本を築いてきたのだと思うのです。優れた製品を生産できてこその技術大国ニッポン。


しかし、いま庶民の暮らしを取り囲むものはアジア各国で生産された品物がいっぱい。100円ショップなどに行けば生活雑貨をはじめとして衣・食・住のありとあらゆる必要最低限のものが手に入ります。


生産コストを考えれば、海外の工場に生産を委託することでこれだけの安さで提供することができるというのは理解できます。日本国内で生産したらおそらく何倍ものコストがかかり、100円で同じ品を提供することはできないでしょう。
こういった雑貨類ならばまだ分かりますが、それまで日本が世界をリードしてきた家電製品や自動車においても海外の力が大きくなり、日本が世界一になってはいない分野もあります。ここで日本がもう一度世界一に復権するために技術開発に力を入れなければならないと思うのですが、「2番目ではなにがいけないんでしょうか?」と発言した蓮舫議員のように危機感のない人がまだまだいるようでもあります。

世界1位と2位の差は極めて大きいものです。誰だって1位のものを求めるに決まっています。自動車や家電製品にしても、性能・価格・信頼・・・全てにおいて世界トップだったからこそ資源の乏しい日本が経済大国として君臨し続けられたのだと考えています。


いつからなのか分かりませんが「ビジネス」というものが重視されるようになって、そういった技術者が単なる会社の歯車になってしまった。汗水流して働く工場の人達が低賃金で生活するのもやっとだというのに、ホリエモンに代表される「ビジネスに長けた人」が汗を流すこともなく巨万の富を築くようになる。勝ち組とか負け組とかいう言葉は私自身大嫌いな言葉なのですが、高い技術を持ち汗水流して働く人が負け組になってしまうことが危機だと思うのです。(小泉元総理大臣の政策によってもたらされたところも大きいかと思いますが・・・)

仕事をなくした技術者は仕事を求めて海外に渡り、海外企業で自らの技術を生かそうとする。そうやって
日本の「宝」とも言うべき技術が海外に流出していくのです。

庶民の志向も「安さ」に惹き付けられて海外製の製品に移ってしまっていまして、ますます日本製の製品が売れない時代になってしまいます。それは海外でも同じこと。安い海外製品に押されて日本製品が売れなくなれば日本の景気が悪化するのも当然のことです。


私どもの扱っている製品については「安さ」について徹底的にこだわってはいますが、その根底にあるのは日本製品であることへの性能と信頼であります。内窓ガラスはお客様のお宅に合ったガラスを全てオーダーメードで作っています。だからこそ提供できる品質なのです。激安通販だといっても、自分達が信頼できるメーカーの製品だからこそ自信をもって提供することができるのです。

製品を生産しているトステムの工場の方々や開発の方々には本当に頭が下がる思いです。また、トム窓屋の取付担当のスタッフに対しても感謝してゆかねばならないのもまた当然。


コスト削減を目指すのは当然の企業努力なのですが、だからといって企業の宝である社員・技術者を粗末に扱うような会社はいずれ自分の会社だけでなく日本の経済そのものを駄目にしてしまう、そう思えてなりません。

いま社会に飛び出そうとしている若者達は「ゆとり世代」の人たち。年上の人たちとはまた異なった価値観の中で教育を受けてきた人たちなのです。トム窓屋が社会に出る頃(「就職氷河期」と呼ばれた頃)とは状況が少し違うのかもしれません。でも、若い人たちが将来に希望を持って生きていくことができるようにするには日本の雇用体系についてちょっと考えてみなければならないかもしれませんね。









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