名古屋市緑区有松の古い町並みを会場に、

絞り・いけばな・着物・音楽・アートなど、五感を潤す催し物が、

withコロナへの対策を加味し、厳選して企画された内容で

11月14,15日の2日間に渡り開催されました。


町並みのあちこちに飾られたいけばな


 

江戸時代から続く伝統工芸、有松絞りが息づくこの町は、

「江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町 有松~」として

2019年日本遺産に認定されました。


竹田家住宅の三番蔵では、

手づくりアンプの会によるコンサートが行われ、

11月14日の[「真空管アンプが届ける音宇宙」では、

2種類の真空管アンプが使用され、

再生用スピーカーとしてTom's labの無指向性スピーカーRP123が活躍しました。


・815pp (送信用双ビーム管プッシュプル)出力約9W


・6JV8stc (TV映像出力管 超3極管接続シングル)出力約1W


 

換気を効かせるために窓を開放させた会場だったこともあり、

比較的小音量での再生でしたが、

手作りアンプの会が準備した真空管アンプにより、

無指向性スピーカーの漂う様な音が

更に滑らかで潤いのある美音で再生されました。


目を閉じて聴いていると、

まるで窓が解放された山小屋で、

世間の雑踏を気にすることなく、

一人頬に風を感じながら聴いているような錯覚を覚えました。