4/10にTom's labのデジタルアンプDA502を磐田市のH氏邸に納品しセッティングを完了しました。

 

セッティング編

 

H氏邸のリスニングルームは、以前ご両親が三味線の演奏などをしていた部屋で、二重窓の防音仕様の広くて音響的にも申し分のない部屋だ。

 

使用しているオーディオシステムは、ALTEC 416-8B + FOSTEX FF225K(改造) + FOSTEX FT96Hのプレーンバッフルスピーカーをメインスピーカーとし、クリスタルダイヤモンドスピーカーBG031をプラス・リアル・サラウンド用として使用している。
H氏曰く、「プラス・リアル・サラウンドを入れないと長い時間聴くと疲れてしまうが、入れるといつまででも聴いていられる」とのこと。
 
プレーンバッフルスピーカーについては以下のブログを参照
プラス・リアル・サラウンドについては以下のブログを参照

SACD対応のCDプレヤーから音出しし、2系統のスピーカー出力を備えたアンプでメインスピーカーとBG031を駆動していた。

 

今回DA502導入により、メインスピーカーをDA502が受け持ち、BG031を従来のアンプで駆動するとにした。

更に、CDプレヤーとDA502を繋ぐラインケーブルは、高品質の撚線(AWG18)をツイストペアにした信号伝送能力に優れたものを用意した。

 

ちなみに、プレーンバッフルスピーカーのツィーター(FOSTEX FT96H)はカタログ上では45kHz辺りまで伸びており、ハイパーソニック効果を得ることが出来る。

FOSTEXカタログより


今回、50kHzまで測定出来る超音波マイクを使用した測定機器を持ち込んで測定したところ、カタログ通り45kHz辺りまで綺麗に再生されている。ただし、指向性が強いので、軸線を少し外れると超高域は無くなる。これもカタログ通り。

 

試聴編

 

まずは、吉田兄弟の三味線。
ピシピシという様な三味線特有の速い立ち上がりの音が脳の前頭葉を刺激する。

 

次にいつものKENNY Gの「BESAME MUCHO」。
ん、いつもは気づかなかった細かなパーカッションの音が聴こえる。更に、プラス・リアル・サラウンド用のBG031を入れると、より滑らかで気持ちの良い音になる。
 
最後は、H氏好みの中森明菜の「 I LOVE YOU」。
背筋がゾクゾクするような人間的な声。明菜ファンでなくても聴き入ってしまう。
 

その日の夕方、家のリビングで「坂上どうぶつ王国」を見ながらくつろいでいたら、H氏から電話が掛かってきて、「今音楽を聴いていて、電話を掛けずにいられないほど音質の向上に驚いている。特に女性ボーカルがの解像度が格段に上がり素晴らしい。是非、(開発者の)Sさんにも伝えておいて下さい」とのことだった。

 

番外編

 

H氏はハイパーソニック効果にも興味を持っており、先日、明珍(ミョウチン)の火箸風鈴を購入されたとのこと。

 

 

早速前述の測定器で測定したところ、20kHz以上の超音波成分が綺麗に入っていることが分かった。