浜松市のLCウェルネス「現役っ子クラブ」での
ハイパーソニック・スピーカー・コンサートの第28回目が
11月19日に開催されました。


今回は、「日本の民謡と世界の民謡」と題し、

三橋美智也等による日本各地の民謡と、
アカペラによる北西ヨーロッパ民謡の映像音楽をメインにお届けしましました。
また、演奏順序とプログラムの一部を変更し、旬の音楽も追加しました。


プログラム
1 佐渡おけさ 三橋美智也 新潟県民謡 
2 相馬盆唄 三橋美智也 福島県民謡
3 北海盆唄 三橋美智也 北海道民謡 
4  ソーラン節 三橋美智也 北海道民謡
5 ちゃっきり節 静鉄コマーシャルソング 
6 ひえつき節 ビクター少年民謡会 宮崎県民謡 
7 よさこい節 高知県民謡 森昌子
8 グリーンスリーブス イングランド民謡 Peter Hollens
9 ロッホ・ローモンド スコットランド民謡 Peter Hollens 
10 国民祭典での奉祝披露曲 Ray of Water 嵐
11 2020応援ソング パプリカ Foorin
12 オールド・ラング・サイン(和名:蛍の光) スコットランド民謡 Home Free
アンコール曲 おてもやん 三橋美智也 熊本県民謡

 

日本の民謡と思われている曲の中には、

正確には本来の民謡ではない曲もあります。

例えば、ちゃっきり節は一般的には北原白秋が作詞した

静岡県民謡だと認識されていますが、

20世紀に入ってから作られた新民謡のひとつで、

静岡市近郊に開園した狐ヶ崎遊園地のコマーシャルソングとして、

静岡電気鉄道(現:静鉄)の依頼によって制作された曲だということです。


歌詞の一部に「きゃあるが鳴くんて 雨ずらよ」という歌詞があるが、

高知県出身の私には意味が分からなかった。

ネットで調べたところによると、北原白秋が地元の旅館で、

おばさんが窓から外を見て発した方言で

「蛙が鳴いているから (明日は)雨だろうね」という意味だということだ。

ここまでは会場のお客様はさすがに殆どが分かっていた。


更には、当時有名な歌手であった市丸が、

レコード化する際に「蛙が鳴くんで」と標準語風に濁音で歌ったため、

現在でも誤った歌詞のまま濁音で歌われることが多いとのこと。

北原白秋自身も「鳴くんて」が正しい」と言っているらしい。 

これについてはお客様も誰一人知らなかった。


方言の歌詞が分かりにくい曲繋がりで、

アンコール曲としておてもやんを選曲した。


おてもやんの歌詞の中で最も分かりにくかった部分は、

「ご亭どんが ぐじゃっぺだるけん  まあだ 杯ゃせんだった」の部分。

何となく分かる様な気もするが・・・

正解は「旦那が痘痕(あばた)で酷かったから  まだ式はあげてなかったのよ」

とのこと。

 

これについても会場のお客様に尋ねてみたが、

知っている方は誰一人いなかった。


今回は選曲が民謡ということで、

近所の老人の方も沢山お出でになり、

90歳以上の方が8人いたそうだ。

皆さん、最後までトイレにもいかず、

楽しく過ごしていただいた。

ハイパーソニック・スピーカー・コンサートは
Tom's labの無指向性スピーカーRP082と無指向性スーパーツィーターHM120による
ハイパーソニック・スピーカー・システムを使用して、
ハイパーソニック(非可聴音)を含む音楽を聴くことによる
脳活性効果や癒しの効果(ハイパーソニック効果)
を得るためのボランティアの出張コンサートです。