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トムクルーズより
今日はどうしても皆さんに
プレゼントしたい、
ショート・ストーリーがあります。
子育てで忙しくしているお母さん、
お父さん必読のストーリーです。
僕は子どもの事で大変な時
このストーリーに出会って
本当に心が救われました。
イタリアの作家 ジャンニ・ロダーリから
「ママ、ちょっと散歩に行ってくるね」
「行ってらっしゃい、ジョバンニ。気をつけて
ね」
「はい、ママ。行ってきます」
「あなたは、いつもぼうっとしているんだから」
「はい、ママ。行ってきます」
ジョバンニ坊やは、元気に出かけていきました。
初めのうちは、気をつけています。
ときどき立ち止まって
自分の体のあちこちをさわってみては、
「全部、ついているかな? よし」
とにこにこしています。
散歩に出かけてごきげんなジョバンニは、
スズメみたいにピョンピョンとびはねて
歩いています。
そのうち店のショーウンドウや自動車、
雲にぼうっと気を取られるようになってきて、
困ったことが次々と起こり始めました.
ある紳士がジョバンニをやんわり注意します。
「ぼんやりしているねぇ、君は。ほら、
手をなくしているじゃないか」
「ああ、本当だ。なんて僕は、ぼんやりしてる
んだろう」
ジョバンニはなくした手を探しにかかりますが、
そのときたまたま空の缶が目に入りました。
はて、この缶は本当に空っぽなのかしら?
中をのぞいてみよう。
もし空っぽだとしたら、
その前は何が入っていたのだろう。
最初から空っぽのはずはないからなあ・・・。
ジョバンニは手を探していたことなど、
もうすっかり忘れています。
そして、脚を引きずっている犬を見たとたんに、
缶のことも忘れてしまいました。
犬が角を曲がってしまう前に近づこうと
急いでいるうちに、
とうとう腕一本丸ごとなくしてしまいました。
でもそれにも気づかず、
ジョバンニは駆けていきます。
おばさんが、
「ジョバンニ、ジョバンニ、ほらあんたの腕
よ!」
と大きな声で叫びました。
ジョバンニの耳には届きません。
「しょうがないわねぇ」
親切なおばさんはつぶやきました。
「お母さんのところへ届けておいてやりましょ」
おばさんは、ジョバンニの母親のところへ行き
ました。
「奥さん、お宅の息子さんの腕ですよ」
「まあ、あの子ったら、ほんとうにぼんやりして
いるんだから。もうどうしたらいいのか、
どう言って聞かせたらいいのか、
途方に暮れてしまいます」
「まあまあ、子どもってみんなそんなもの
ですよ」
しばらくすると、
また別の親切な女の人がやってきました。
「奥さん、足を見つけましたのよ。
お宅のジョバンニの足じゃありません?」
「あらまあ、そうですわ、あの子の足です。
穴の開いた靴でわかります。まったく、
なんてぼんやりしているのでしょ。
もうどうしたらいいのか、
なんと言ったらいいのか」
「まあまあ、子どもってみんなそんなもの
ですよ」
しばらくしておばあさんが、
そしてパン屋の若い店員や
トロリーバスの運転手、
引退した小学校の先生などが次々とやって来て、
脚やら耳、鼻などジョバンニの体のあちこちの
部分を届けてくれました。
「まったく、うちの子よりぼんやりしている子
なんてほかにいるのかしら?」
「まあまあ奥さん、子どもってみんなそんなもの
ですよ」
ようやくジョバンニが帰ってきました。
一本脚でとびはね、両耳も、両腕もありませ
ん。
でもいつもの通り、
スズメのように明るいジョバンニです。
お母さんはあきれながらも、
体のあちこちになくした部分をつけてやり、
元通りにして、ジョバンニにキスをしました。
「足りないものある、ママ?
僕、いい子だった、ママ?」
「ええ、ジョバンニ。
あなたは本当にいい子だったわよ」
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