ランニングほどシンプルなスポーツはないと思う。走ることは誰にも出来る。マラソンであっても、7時間あればたいていの人がゴールできてしまう。
必要な道具はシューズ、シャツ、パンツ、ソックスぐらい。特別高級なものである必要はない。
でも、最初は安物のシューズだけで走っていた人も、だんだんと余計なものを着けたり、高価な商品に手を出すようになる。5本指ソックスやCW-Xで脚を保護して、ブーストで推進力を得て、パワージェルでエネルギー補給しながら、時には痛み止めの力を借りて走る。これが、マラソン大会で見られる典型的なパターン。そして、手首にはガーミンに代表されるGPS時計があり、ペースを教えてもらいながら走っている。
ランニングの楽しみ方は人それぞれなので、けちをつける気はないが、何か違うと感じてしまう。自分はもっとシンプルに、そしてワイルドに、ランニングに向き合いたい。
ところで、先日勤続表彰でカタログをもらった。
元々あまり物を持ちたくない性質なので、カタログから選ぶときはいつも迷ってしまう。お金を出して買わないようなものを、ただだからという理由で注文しても、結局使わず、不要なものが一つ増えるだけ。だから、結局食べ物に落ち着くということがよくある。

今回のカタログには残念ながら食べ物はなし。やっぱり、お金を出して買おうとは思わないものばかり。
ワイングラス...飲まないからいらない。
自転車...古いのがあるのでいらない。
高級ボールペン...達筆になるボールペンなら欲しいけど。
財布...中に入れるもののほうが欲しい。

今回のカタログには残念ながら食べ物はなし。やっぱり、お金を出して買おうとは思わないものばかり。
ワイングラス...飲まないからいらない。
自転車...古いのがあるのでいらない。
高級ボールペン...達筆になるボールペンなら欲しいけど。
財布...中に入れるもののほうが欲しい。
結局、お金を出しては買わないし、むしろ敢えて遠ざけていたものをクリックしてしまった。
意思弱し。

ランニングのペースやコースを記録できるのはもちろん、気圧が計れたり、

コンパスになったり、

ルート登録をすればナビになったり、

100m防水になっていたり、バッテリーライフも長く(1秒計測で16時間、60秒計測で50時間)、かなりハイスペックらしい。ターゲットは、「アドベンチャーやスポーツに真剣に取り組む人」だとか。

ランニングのペースやコースを記録できるのはもちろん、気圧が計れたり、

コンパスになったり、

ルート登録をすればナビになったり、

100m防水になっていたり、バッテリーライフも長く(1秒計測で16時間、60秒計測で50時間)、かなりハイスペックらしい。ターゲットは、「アドベンチャーやスポーツに真剣に取り組む人」だとか。
そのせいか、こんなに分厚く、

私の腕につけるとこんなこんな感じ。

嘘です。これは小学生の娘の腕。本当はこんな感じ(でもやはりでかい)。

重さも89グラムあり、他社製品でこんなに重いのは見当たらなかった。もっとランニングに特化した軽いのが良かったなんて言ったら罰が当たるかな。

私の腕につけるとこんなこんな感じ。

嘘です。これは小学生の娘の腕。本当はこんな感じ(でもやはりでかい)。

重さも89グラムあり、他社製品でこんなに重いのは見当たらなかった。もっとランニングに特化した軽いのが良かったなんて言ったら罰が当たるかな。
これで目指していた、シンプルなランナー像とは決別。これが吉と出るか凶と出るか、お楽しみに(って、そんな大げさに言うことでもないけど)。
多くのマラソンの本には、イーブンペースで走るよいと書かれている。前半を速く走るネガティブスプリットを勧めている本もある。でも実際にイーブンで走ったという話はあまり聞かない。42キロは長いので、何も考えずに走れば、疲労で後半が遅くなるのは当然。少々考えたところで、やっぱり疲れて遅れる(笑)。
先日の佐倉朝日健康マラソンでは、イーブンペースで走ろうと思っていたが、案の定、後半の方が4分ほど遅くなってしまった。数字上は失速ということになるが、その一方で、後半ほとんど抜かれた記憶はないので、相対的にはイーブンペースと言えるような気がしていた。
まず、完走者は男子4294人、女子576人、計4870人。

ピークは5分以上10分未満。これは思ったより小さかった(失速が少なかった)が、突出したピークではなく、ゆったりとした右下がり。30分や40分は全く珍しくなく、60分以上の人も3%以上いた。
失速した人の割合
佐倉でネガティブで走った人は255人だった。これは全体の5.2%。後半が少しでも遅ければ失速と言うことにすると、95%近くが失速していたことになる。この数字を見ると、イーブンで走るのがいかに難しいかが分かる。佐倉のコースは多少アップダウンがあるが、後半が特にきついということはないので、多くのマラソン大会でも似たような割合になると思う。失速の分布
同じ失速と言っても5分と1時間では大違い。そこで、5分刻みで失速(後半のタイム - 前半のタイム)の分布を調べてみた。
ピークは5分以上10分未満。これは思ったより小さかった(失速が少なかった)が、突出したピークではなく、ゆったりとした右下がり。30分や40分は全く珍しくなく、60分以上の人も3%以上いた。
中央値(失速で順位付けしたときの真ん中の人の失速)は18分2秒。半分の人が18分以上失速していたことになる。
平均は21分13秒。よく大きな失速を「撃沈」と言う人がいるが、20分程度の失速なら平均値よりも小さいから、撃沈と言うほとではないのかもしれない。ただし、ピークよりも大きいことは確かだし、後に書くように、走力の速いグループでは20分の失速は大きいと言える。
ちなみに、最も失速した人は1時間47分21秒。お疲れ様でした。逆に最も後半アップした人は34分35秒の超ネガティブスプリット。何か事情があったのでしょうか。

分布を見ると、女子は大きな失速をしないとは言えそう(例えば、35分以上失速したのは、女子は10%、男子は21%。1時間以上の失速は、女子1%、男子3%)だが、ピークで比べると男子のほうがむしろ左に寄っている。単純に女子は失速が小さいとは言えそうもない。
男女差
女性は一定のペースで淡々と走るイメージがあるが、本当にそうなのだろうか。失速の分布を男女で分けてみた。
分布を見ると、女子は大きな失速をしないとは言えそう(例えば、35分以上失速したのは、女子は10%、男子は21%。1時間以上の失速は、女子1%、男子3%)だが、ピークで比べると男子のほうがむしろ左に寄っている。単純に女子は失速が小さいとは言えそうもない。
中央値は男子は18分49秒、女子は15分3秒。平均は男子は21分46秒、女子は17分8秒。
女子の方が安定しているようだが、意外に女子も失速しているという印象。
ということで、女子について行けば安心という考えで追いかけるのは統計的にはお勧めできない。もっとも、人によっては、それでモチベーションが上がるという効果はあるかもしれない。私自身もこの効果を大いに利用していることは言うまでもない。

最も速い2時間から2時間半のグループでは、5分未満が50%、5分以上10分未満が50%。他のグループと比べると失速は小さく見えるが、このグループは2人しかいないのであまり参考にはならない。
走力別の失速
一番見たかったのはこれ。速い人はイーブンで走っているのか。
最も速い2時間から2時間半のグループでは、5分未満が50%、5分以上10分未満が50%。他のグループと比べると失速は小さく見えるが、このグループは2人しかいないのであまり参考にはならない。
次の2時間半から3時間のグループでは、5分以上10分未満がピーク。3時間から3時間半のグループも、3時間半から4時間のグループも、同じく5分以上10分未満がピークになっていた。
男女で差があるかもしれないと思って、男女に分けてみた。


極端な差はないように見える。男女共に、人数の極端なトップのグループを除くと、サブ4ではどのグループでも、ピークは5分以上10分未満。これが最適なのかは別にして、相対的には、サブ4で10分以内の失速は普通、5分未満ならイーブンな方と言えそうだ。


極端な差はないように見える。男女共に、人数の極端なトップのグループを除くと、サブ4ではどのグループでも、ピークは5分以上10分未満。これが最適なのかは別にして、相対的には、サブ4で10分以内の失速は普通、5分未満ならイーブンな方と言えそうだ。
ペース配分の記事を書こうと思って調べていたら、関係のないことまで分かってきた。これもまた面白いのでついでに載せてしまう。
おまけ その1 ~ 男女差
男女の走力にどれぐらい差があるのだろうか。20分と聞いたこともあるし、30分と聞いたこともある。ゴールタイム(ネット)の平均は、男子は4時間20分50秒、女子は4時間38分48秒で、差は約18分。
男女それぞれの上位から10%同士、20%同士というように整理してみたら、次のようになった。

このように比べても差は20分弱。大雑把に20分と言えそうだ。言い換えると、男子が女子に10分差で勝っても、ある意味、まだ負けていて、20分差でようやく同じぐらいということになる。女性ランナーに偉そうにアドバイスするには、少なくとも30分程度の差があることが条件かも。

このように比べても差は20分弱。大雑把に20分と言えそうだ。言い換えると、男子が女子に10分差で勝っても、ある意味、まだ負けていて、20分差でようやく同じぐらいということになる。女性ランナーに偉そうにアドバイスするには、少なくとも30分程度の差があることが条件かも。
おまけ その2 ~ タイム申告
佐倉のスタートは自己申告制で2時間30分から30分ごとに区切られていた。いつも思うが、走力に見合わない位置からスタートする人が目に付く(私も今回、3時間のところよりも少し前からスタートしたので、あまり威張れないのだが)。どの辺りでスタートしたかは、ロスタイム(グロスタイムとネットタイム)の差で分かるので、ロスタイム別にゴールタイム(ネット)をまとめてみた。

思った通り、申告タイムをサバ読んでいた人がかなりいたことが分かる(中にはアクシデントで失速した人もいるかもしれないが)。例えば、ロスタイムが30秒未満だったのは約1000人だが、そのうちの150人は4時間越え。5時間越えまでいる。ロスタイムが4分以上の人がいる中で、この人たちの位置取りはいくら何でも前過ぎだろう。ロスタイム30秒以上でサブ4の人は約850人なので、ゴールするまでに少なくとも850人に抜かれたことになる。

思った通り、申告タイムをサバ読んでいた人がかなりいたことが分かる(中にはアクシデントで失速した人もいるかもしれないが)。例えば、ロスタイムが30秒未満だったのは約1000人だが、そのうちの150人は4時間越え。5時間越えまでいる。ロスタイムが4分以上の人がいる中で、この人たちの位置取りはいくら何でも前過ぎだろう。ロスタイム30秒以上でサブ4の人は約850人なので、ゴールするまでに少なくとも850人に抜かれたことになる。
サバを読む人が多いとスタートがスムーズに流れず、正直に申告した人には迷惑である。前からスタートしたい気持ちは分かるが、せっかくネットタイムがあるのだから、多少サバ読むにしてもほどほどにすべきだろう。