ロストランゲージ | いつも眠い

表現についてよく考える


自分を表すとしたら、君はどうする

歌っても踊っても身振り手振り話しても

スポーツをしても絵を描いても

なんでもいい


一番あなたらしさがわかる表現を一つ

と言われるとやっぱり難しい


画用紙と筆だけ渡されて

「好きなものを書いてください」と言われても、ねえ


悩まずに筆が進むのはごく一部で

俺含めて大抵が「なにを描こう」から始まる


「好きなように花を描いてください」

ならどうだろうか


きっと、さっきよりスムーズに描けそう


規制や鎖は自由と反対に思われがちだが

時にある程度のしがらみは俺たちに翼を与える


今一度、本当にしたいことを考える

本当に表現したい自分を、考える



----------キリトリ----------



こんにちは、お久しぶりです


俺はホンモノが好きです

好きというかそれ以外はあんまりビビッとこないです


ホンモノとは、なんでしょう

人に伝えたいのだけど言語化が少し難しい


俺の言うホンモノは技術や巧さにはあまりなくて

裏表のない性格やどんな場面でも脱力できてるその内面にあったりする


それと同時に立ち振る舞いひとつ、細かいモーション全てに

その人の内面は映し出される

と俺は思ってる


自信がなければキョドってしまうし

人を見下していたら横柄になる


残念ながら心の汚さは表面に出る


逆を言えば心が綺麗な人の所作は美しい

美しいとまでいかずとも、目を奪われる


今一度、なりたい自分について考える

昔と見え方は同じでも捉え方は変わってる


最速最短の道は

超スローな地団駄の日々の先に見つけた


バンドを始めて約9年

全ての後戻りや間違いが確かに必要だった

そう今は思える


この道じゃなきゃいけなかったと今は思える


人生の最新はいつだって今日

今日自分がどうするかのアンサーは

まばらについた足跡が教えてくれる


表現は、難解なのかもしれない


空より広い無限の中から

話してみようと思える秘密や

トラウマ、ほっぺが落ちる幸せ

昼下がりのポカポカ

人が死んだ時の体温


高低差ありすぎる感情全部混ぜて

伝えようとしてみる


届いているかどうかは二の次だが

届いていた時にこそ俺たちは報われる


一人じゃないぜって叫んでみる


心中超新星爆発

自分の内面で起こる思考たちはアクションに変わる

気持ちは言葉になり、感情は表情になる


発信する全てが表現だと気がつける



----------キリトリ----------



速すぎる生活のリズムの中で

俺たちは言語を失った

人と繋がる意味を見つけづらくなった

誰かと気持ちが重なる喜びを忘れた


人を気にしている暇は

きっとずっとなかったのだろう


全ての想像は、いつだって自分の中から始まる


可能性は上限を突いているのか

まだ余力を残しているのか

それさえもわからずじまいの未来ってやつを

信じ抜く覚悟が必要だ


他の人じゃ見えもしないんだ

君は君しか知らない君を信じろ



ロストランゲージ


目も見えず、耳も聞こえず

それでも抱き寄せれば愛は伝わる


それすらも叶わない時

その不自由を呪うだろうか


ロストランゲージ

僕らは冷めない愛を試みる