2019年6月11日(火)
A病院は地域がん診療連携拠点病院にも指定されているとても大きな病院です。
通勤中によくこの病院の前を通りますが中に入るのは初めて。広々とした総合受付に圧倒されます。
受付を済ませたら採尿して泌尿器科診察室前の外来待合に座って順番を待ちます。
予定時間を1時間ほどオーバーした頃ようやく呼ばれて診察室へ入ります。まあ混んでるから仕方ないですね。
問診の後、医師が「膀胱鏡検査します」と一言。
「あ~やっぱりやるのか…」とちょっとブルーな気持ちになりましたが仕方ありません。
診察室奥の検査室で看護師の指示を受けてズボンとパンツを脱いでベッドに座ります。
ここのベッドはベッドというより椅子のような形で太腿と脹脛の裏を支えるパッドが付いていて、それが電動で動いてM字開脚の形になります。
前回のクリニックの時よりも更に恥ずかしいポーズですが一度経験したせいか恥ずかしさも少々薄れてきました。
腹部の上にカーテンが引かれ医師がやって来ていよいよ検査です。しかしなんか前回よりも痛いです。そういえば麻酔成分入りのゼリーを塗られてないような気がしましたが記憶が定かでありません。
もしかして硬性の膀胱鏡なのでしょうか? 機材を見てないのでこれも何とも言えません。今回はモニターも見れないのでもう目を瞑ってひたすら耐え忍びました。
検査が終わると医師から大体こんな感じの事を告げられました。
表在性癌のようだがまずは内視鏡手術=TUR-Bt(経尿道的膀胱腫瘍切除術)を行う必要がある。しかし多発性なのでTUR-Btで全て取り切ることは難しいだろう。その場合は膀胱全摘出となる。
「膀胱全摘出」
「ああ、やっぱりそうなるのか…」と目の前が真っ暗になりました。
自分なりにネットなどでどんな治療法があるのか調べていましたが、表在性癌であっても多発性の場合は膀胱全摘出を考慮するとありました。
膀胱全摘出の場合、男性は膀胱の他に前立腺と精嚢、骨盤内のリンパ節、場合によっては尿道も摘出し、合わせて尿路変向術が行われます。
尿路変向術は回腸導管造設術という方法が一般的で、お腹にストーマという尿の出口が作られ、そこに尿を貯める袋を常時付けて生活することになります。
6~8時間にも及ぶ大手術で約1ヶ月の入院が必要になります。
TUR-Btを一回やってそれで終わりならいいなあと淡い期待を抱いていたのですがそんな期待は見事に打ち砕かれました。
とりあえずTUR-Btを行うことが決まったのでその為の採血、心電図、レントゲン検査をしてこの日は終わりました。
今後の予定は6月13日(木)にMRI検査、6月20日(木)にCT検査、6月24日(月)から27日(木)までTUR-Btのため入院となります。
今後するべき事が決まって少し安心したような気もするのですがやはりあの言葉が心に重く圧し掛かってきます。
「膀胱全摘なのか…」
この日はずっとこの言葉が私の頭の中をグルグルと回っていました。