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膀胱癌で膀胱全摘と告げられまして

2019年6月に膀胱癌が見つかり現在闘病中です。
膀胱全摘と診断されましたが、全摘を回避すべく足掻いております。
これまでの経緯を記録として残したいと思いブログを始めました。
少しでも同じような境遇の方々のお役に立てれば幸いです。

2019年6月24日(月)

 

 

この日はいよいよ入院、手術です。

 

手術には立会人が必要になるので両親に立会って貰うことになりました。

 

朝食抜き、水分補給は7時まで。9時にA病院へ行って手続きをします。

 

その後、病室に案内され右手首に氏名、バーコード入りのリストバンドを付けられます。患者の取り違えを防ぐためだとか。

 

手術着に着替えて紙パンツを履き弾性ストッキングを着用し左手に点滴を入れたらもう立派な病人といった風体です。

 

手術は12時15分頃の予定でしたが2時間ぐらい遅れてようやく呼ばれました。

 

 

 

病棟看護師二人掛かりで病室のベッドごと手術室に移動し、立会人は控え室で待つことになります。

 

手術室には医師、手術室看護師が6~8名ぐらいいてテキパキと準備作業をしておりました。

 

手術台に乗りベッドサイドモニターに繋がれ、心電図波形がモニターに映し出されピッピッと音を出し始めると「あ~あれが一直線になったら私は死ぬんだな」などと縁起でもない事を考えてしまいます。

 

麻酔を注射するために身体を横にして背中を思いっきり丸めます。そして背骨の辺りに注射。ちょっと痛いけど我慢。

 

注射が終わると仰向けにさせられて膀胱鏡検査の時のようにM字開脚のポーズで固定されます。

 

腹部の上辺りにカーテンが引かれ手術の様子は私からは見えません。内視鏡のモニターも私からは見えない位置にあります。

 

徐々に下半身が痺れてきて感覚が無くなってきました。身体に冷たい物を当てられて冷たさを感じるか質問されます。

 

胸の辺りは冷たいと感じますが腹の辺りはだんだん感じなくなってきます。

 

完全に麻酔が効いたらいよいよ手術開始です。

 

 

 

TUR-Bt(経尿道的膀胱腫瘍切除術)は内視鏡を用いた手術です。

 

先端に電気メスが付いた内視鏡を尿道から膀胱に挿入して腫瘍を削り取ります。

 

想像しただけでも痛そうな手術ですが麻酔のおかげでいつ挿入されたのかも分からないぐらいです。

 

しかし時々下腹部内を引っ張られるような感覚があります。腫瘍を削り取っている時の感覚なのかもしれません。

 

痛いわけではないんだけど何となく辛い感覚です。

 

右手に巻かれた血圧計のカフに定期的に圧が掛かるのですが、ギュッと締め付けられているほうが辛さが和らぐような気がします。

 

とても長い時間に感じられましたが手術は約1時間ほどで終わりました。

 

 

 

手術が終わると心電図や血圧計などが外され病室のベッドにスライドするように乗せられました。

 

その後、主治医から簡単な説明がありました。だいたいこんな感じだったかと思います。

 

癌細胞は表層に留まっておりMRIやCTの結果でも転移は見られなかった。しかしやはり多発で取り切れないので膀胱全摘出ということになる。今のうちに全摘すれば10年後20年後も見えてくるので早めの手術が望ましい。

 

非浸潤性で転移が無いのは朗報でしたが、やはり膀胱全摘出の方針は揺るがないようで私は複雑な気持ちでした。

 

病室に戻って暫くすると両親も戻って来ました。主治医から私と同じ説明を受けたようです。

 

膀胱全摘すれば助かるということで両親は喜んでいるようでした。

 

 

 

この日は点滴のみで食事は出来ません。看護師が腹部に聴診器を当てて内臓が動いていることを確認できれば水を飲めるようになります。

 

尿道にはカテーテルが挿入され尿バッグに繋がっており、尿は随時尿バッグに排出されるので尿意もありません。

 

尿道のカテーテルには膀胱を洗浄するための生理食塩水のバッグも付けられています。

 

こんな状態なので身動きがとれず寝たきり状態ですがまあそれは仕方ありません。

 

夕方になり両親は帰宅しました。看護師が定期的にやって来て体温や血圧を測ったり点滴、生理食塩水、尿バッグの交換をしてくれます。

 

麻酔が徐々に切れてきて足が少しずつ動かせるようになって来ました。これでちょっと一安心。

 

手術は無事終わって、どうやら命は助かりそうな雰囲気。何よりな話ですがやはりあの言葉が心に刺さります。

 

「膀胱全摘出…」

 

回避する方法は無いんでしょうか…