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膀胱癌で膀胱全摘と告げられまして

2019年6月に膀胱癌が見つかり現在闘病中です。
膀胱全摘と診断されましたが、全摘を回避すべく足掻いております。
これまでの経緯を記録として残したいと思いブログを始めました。
少しでも同じような境遇の方々のお役に立てれば幸いです。

2019年7月11日(木)

 

 

この日は転院先のB病院の初診日です。

 

B病院もとても大きな病院で膀胱温存治療に取り組んでいる病院の一つです。

 

私の家からは電車で1時間半ぐらい掛かりますが通院可能な距離です。

 

診察は10時からの予定でしたが電車が遅れたら困るので早めに出発し9時前には現地に到着しました。

 

受付を済ませたら泌尿器科に行ってA病院からの紹介状や資料を渡して問診票を書いて順番を待ちます。

 

名前を呼ばれて診察室に入ると若い医師がいて簡単な問診を行いました。診察は主治医が行うのですが問診などは他の医師に任せているようです。

 

一旦、診察室を出て暫く待っているとまた名前を呼ばれて別の診察室へ入ります。いよいよ主治医の診察です。

 

 

 

 

広めの診察室には主治医の他に数名の医師、看護師がいました。

 

診察室の奥には大きなモニターがあり、そのモニターに映し出された私のCT画像などを見ながら主治医は何か考えているようです。

 

私はどんな診断が下るのかと緊張しながら、モニターを見つめる主治医の後頭部を食い入るように見つめます。

 

この病院でダメならもう全摘しかないと覚悟は出来ていますがそれでも一縷の望みをかけてここまでやって来ました。

 

「ん~なんで全摘? ああ、多発なのね…」と主治医が独り言のように呟きます。


多発なら納得しちゃうのか…と動揺する私のほうへ振り向いて主治医がこう告げました。

 

「TUR-Btで取ってみましょう。そのあとBCG」

 

 

 

 

えっ……取れるの?

 

取れないと思っていた私は意表を突かれて一瞬固まりました。

 

抗癌剤や放射線を使った治療か全摘かどちらかだろうと予想していたからです。

 

「手術は私が行いますがここはもういっぱいなので提携してるC病院の施設を借りてやります。手術日は…30日で大丈夫ですか?」

 

主治医はトントン拍子にスケジュールを決めていきます。29日に入院、30日に手術、1日に退院予定となりました。

 

私は「よろしくお願いします、ありがとうございました」とお礼を言って診察室を後にしました。

 

その後、先程の若い医師に手術の説明を受け採血、会計をしてから入院先のC病院に向かいました。

 

C病院はB病院から徒歩で10分ほどの所にあります。C病院では入院の説明を受けたあと採血、胸部と腹部のレントゲン、心電図検査を行ってこの日は終了となりました。

 

 

 

 

この日一日で一気に新しい展開となりました。

 

TUR-BtとBCG注入療法は非浸潤性膀胱癌に対して行われる標準的な治療法です。

 

これで治る可能性が出てきたのが何よりも嬉しい。思い切って転院してみた甲斐がありました。

 

まあ再発の可能性はあるんでしょうけど、再発しない可能性だってあります。

 

自分の運命がどっちに転ぶのかは、やってみなくては分かりません。