こんにちは。
金沢のマダム銀こと
山中銀です。
日常の穏やかな暮らしが一変する
能登の大きな地震から
4ヶ月あまりが経ちました。
現地での炊き出しや片付けなどには
参加できず、知人友人に心ばかりの義援金や
物資を届けながら
同じ石川県に住む今の自分には
何ができるだろう…
震災後の能登の被災地を
案じるばかりの日々が続いていました。
そんなある日
友人から珠州市役所への運転と付き添い
を頼まれました。
珠州市役所の近くの駐車場
え？私でいいの？
今の能登を訪れる貴重な機会を
いただきました。
能登へ行く道は2月までは
支援物資運搬を優先するための
通行規制がありましたが
今は一般車も通れるとのこと。
道も随分良くなったよ。
輪島のご実家に金沢から通う知人が
教えてくれました。
4月の始めに一度
珠州市役所を訪れている友人は
能登に行く「のと里山海道」の脇が
何箇所も崩落していて
本当に怖かったと話してくれました。
少し心配はありましたが
きっと大丈夫
何故かそんな思いがありました。
珠州市役所前の車のナンバープレートには全国の名が。満車でした。
金沢から車で3時間かけて
本当にありがたいことに
あまり怖い思いもせずに
無事珠州市役所に着きました。
友人は以前と比べて道路が
凄く良くなっていたとびっくりしていました。
(僅か20日間あまりで)
市役所で友人は
珠州のご実家の倒壊の申請に。
沢山の方達が並んでいました。
仮設窓口で対応してくださる
職員さんの制服には
石川以外に福井、茨城、熊本、長野、岐阜…
いろいろな県の名が。
あ。全国から応援が駆けつけているんだ…
友人を担当された職員さんは
福井の方でしたが本当に温かく
優しい声かけをしてくださり。
足りない書類を取りに隣の建物に
行く時も付き添ってくたさったり、
少しでも不安が和らぐような
ご配慮に頭が下がりました。
遠方からお仕事に来られたのですね。
毎日大変でしょう。
職員さんに声をかけると
いえ。いえ。
私どもより、被災されているそちら様が
本当に大変ですから。
不謹慎ですが、こんな貴重な機会を得て
いろいろ学ばせていただいています。
役場の固いイメージが一変するような
温かい言葉が心に沁みました。
市役所のトイレは使えず隣の建物か仮説トイレで
被災された友人のご実家へも
訪れる事ができました。
お家は窓ガラスが飛び散り扉は外れ
お風呂のボイラーも横倒しになり
被害の凄まじさを物語っていました。
でも。
家の前の風が吹き抜ける
どこまでも広々とした清々しい畑と野に
立った時
友人の純粋さや素直さや優しさの
理由がわかった気がしました。
きっとこの素晴らしい自然が
おおらかな心を育んでくれたんだね。
能登は優しや土までも
そんな言葉も思い出しました。
自然に溢れ
夜はフクロウの声が響き
空には満天の星が降る…
優しい気持ちをくれた珠州に
また来る事ができますように。
そっと願いをかけました。
お店は営業してないかもしれないので
お昼は元気モリモリお弁当を作りました
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な時間を
お祈りしています。
お友達募集中です☺️
