【土用の丑の日に未来は】 | 【かほり放送局】

『「ウナギロンダリング」』

闇で流れている鰻

水産庁の発表によると、2022年漁期(2021年11月~22年5月)の稚ウナギ(シラスウナギ)

池入れ数量は、前年の18.3トンを11%下回る16.2トンに終わった。

生きたウナギが前年同期比で4割、蒲焼は1割弱高い。

水揚げが例年よりも遅れたことが理由の一つだとされる。

稚ウナギの平均価格も前年のキロ当たり132万円から220万円へと大幅に値上がりしている。  

ウナギの水揚量の減少は今に始まったことではない。

1963年に232トンを記録していた稚ウナギの採捕量は、2022年には10.3トンにまで落ち込んだ。

最盛期のわずか4.4%に落ち込んだ。

1961年に3387トンもあった天然ウナギの漁獲量は2021年には63トンにすぎない。

スーパーに出回るウナギは、ほぼほぼ全てが養殖もの。その価格も“うなぎのぼり”である。

稚鰻は外国からの輸入に頼っている。国内でも多数の稚ウナギの採捕が「密漁・無報告」の

ものであることも関係者周知の問題である。

かつて最大の輸入先だった台湾が輸出を原則として禁止した。

07年以降、香港からの輸入が急増、現在に至っている。

例えば22年漁期の国内採捕量は10.3トンと推定されるところ、

報告された採捕量は5.3トンにすぎない。

約半分の5トンの稚ウナギが密漁・無報告で採捕されたと考えられる。 

スーパーに並んでいる国内産の養殖ウナギの実に半分が、」

由来が怪しい可能性の高い「灰色のウナギ」ほぼほぼ全てが養殖ものということになる。

その価格も“うなぎのぼり”である。子~鰻も飽き飽きしてきた~

おごちそうさまでした~ア~食った食った~