『全国公開』

思いをひも解くドキュメンタリー映画です。

映画「長崎の郵便配達」が今年8月に全国公開されるのを前に長崎市で25日報告会が開かれ、

監督らが思いを語りました。
映画「長崎の郵便配達」は8月5日から全国の映画館で公開されます。6月29日には、

長崎市のセントラル劇場で市内の高校生60人と一般抽選で30人を招待して試写会が開かれます。

映画は元イギリス空軍大佐でジャーナリストの故・ピーター・タウンゼンドさんが

1984年にイギリスとアメリカで出版した小説「ナガサキの郵便配達」をもとに、

タウンゼンドさんの娘が長崎で2人の思いをひも解く物語です。

川瀬監督は「皆さんと一緒に歴史を考えるきっかけになったら、

自分が育てられるきっかけになったらうれしい」と話しました。

5年前(2017年8月30日)亡くなった長崎の被爆者、谷口稜嘩さん(享年88)の思いを

谷口稜嘩さんの長女寺坂澄江さん(64)は「(父は)多分空の上から

ニコニコして見てるんじゃないかなと。平和のことも伝えられるし」と話しました。

 谷口稜嘩さんの長男谷口英夫さん(62)は「父をはじめ亡くなられた

被爆者の思いやピーターさんの思い、一人でも多くの方に伝わって
核兵器廃絶につながることを願っています」と話した。