『ポッコリお腹』
1日3食を規則正しく食べるのが健康的と指導されたが。
人類の歴史をさかのぼってみればわかる
人類の歴史は700万年であり、米や小麦などの農耕を始めた
狩猟・漁労・採集の日々を送っていました。
人類の歴史は、飢餓との戦いだったのです。
江戸時代までは1日2食でした。
貴族社会でも、贅沢な暮らしをしていると思われがちだが
1日2食が、普通朝起きてひと働きしてから、
正午くらいに朝食を食べ、もうひと働きしてから、
日が落ちる前に夕食を食べて眠る
「朝食は午の刻(正午)で、夕食は申の刻(午後4時)だった」
宮中における日々の行事などを記した後醍醐天皇撰の
『日中行事』には、「朝の御膳は午の刻なり。
(中略)申の刻に夕の御膳まいる」という記載があります。
鎌倉時代以降、武士の間では戦でのエネルギーを補給するため、
1日3食にする者も現れましたが、これは例外的。庶民や貴族は、
ずっと1日2食だったのです。 |