3月17日お米の在庫確認 | 雪国の山奥で働く元地域おこし協力隊のブログ

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雪国の中山間地の集落で地域おこしに取り組んでいます。地方の衰退は食糧やエネルギーの自給が困難な都市にとっても死活問題であると考え、官・民・学で連携して全国の農山村の再生を目指して活動している日々の記録です。

この日はお米の在庫を確認しました。


震災以降、首都圏のスーパーにはお米がなくなったそうで、こちらへのお米の注文が立て続けに入るようになっていました。


また、北海道のある米穀店がこれまで取引していた魚沼産の生産者から出荷を断られて困っているという事で急遽我々に15俵のお米を注文してきました。


個人顧客からの注文が急に入ってきている上に、米穀店からいきなり15俵の注文が入ったので在庫が足りるかどうかをきちんと数えて確認する事にしました。


個人顧客の注文分を精米するのに合わせて在庫を数えました。

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倉庫には米袋が大量に積まれていたので、全部数える事ができるように空間を開けるため、米袋の配置を変えて数えました。

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結果としては、現在61俵の在庫がありました。

既に予約を受けている注文の分で30.5俵、今回の15俵と被災地へ送るのを検討しているのが5俵なので、

それらを差し引くと、10.5表の余裕がまだあるという事になりました。

(その後注文が入ったので現在ではあと残り8俵になってしまいました。)



3月14日~19日の間でNHKが「きらっと新潟」という番組を作るためにロケに来ていましたので、お米の作業の様子も撮影していただきました。
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本当はこの番組の放映予定が4月1日だったのですが、今回の震災によって5月にずれる事になったそうです。

(現時点では放映中止にはなってないようです。)


日本全体では米が余っているようですが、一時的にこのような形でお米が流通しないという事が発生すると思うと食べ物の生産は人に頼るのではなく、自らで行うという事は今後生きていく上で重要になってくると改めて思いました。


自分としては地球上の人口増加、穀物生産状況の悪化等によって将来、世界的に食糧が不足するのは間違いないと思い、自分で自分の食糧を作る力を身につけないと家族の安全は守れないという考えもあって都会から農村に引っ越しましたが、まさかこのような形で米不足(一時的なものかもしれませんが)が発生するとは夢にも思いませんでした。


人生何が起こるか本当にわからないものですが、とにかく今は自分も貢献できる事をしていこうと思います。