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友寄蓮『【白血病が見つかるまで①】仮病?』2011年、10月下旬の話です。朝ごはんをしっかり食べて、いざ行ってきま…玄関を出ようとして、体がだるいことに気が付きます。「具合悪い。学校休んでいい?」「具…リンクameblo.jp


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※2011年の話です




撮影現場での休憩中。


止まらない鼻血で消耗したのか、座ることもしんどくなったのでベンチで横になりました。



「白血病ってことはない?映画で見たことあるんだけど。」


誰かがそう言ったのを、


「まさか〜!そんなわけないよねえ」と皆で笑いました。



自分がなるまでは、病気って別の世界の話だと思っていたから。

そういうのになる確率だって低いんでしょ?



…診断されるまでは、まさか自分が白血病とは

夢にも思っていませんでした。



わたしが横になっているのを見かけたスタッフさんが、顔色を見るなりハッとしていた事を覚えています。


大丈夫です。と答えたわたしに、


「現場はなんとかするから心配しなくて大丈夫。

駅まで送るから、帰る前に病院に行ってきなさい。体は大事だからね。」



諭すように言ってくれました。



現代はコロナ禍の影響もあり、体調不良だったら休む。正しい世の中になりつつあるけれど、


近年までは風邪くらいなら休まない。

体調不良は隠す。


そんな風潮が、芸能界だけでなく社会全体にあったと思います。



休むことは悪いこと。頑張れない自分が悪い。



そう思っていた部分もあったので、

「体は大事」と言ってもらえたことに安心したのを覚えています。



ーーー痣のこともあるし、いい機会だから

また病院に行ってみよう。




この日、もしも病院に行かなかったら…

わたしは手遅れになっていたかもしれません。





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