SHIMANO シマノ チタノス スーパーエアロ GT5000 GT6000 分解清掃 | 興味津々、日々変わるマイブーム。

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SHIMANO シマノ チタノス

スーパーエアロ GT5000 GT6000 GT7000

分解清掃、メンテナンスしてみました。

 

1995年発売。

遠投、投げ釣りブームの火付け役に。

既に発売より27年経過。。

 

それなのに

未だに中古で人気です。

27年メンテナンスしていない物が

動作して現役とは凄過ぎる。。。

 

分解メンテナンスが難しいのか、

未だこれだけ流通し人気が有るのに、

殆どメンテナンス記事が

見当たりません。

 

遂に、

人柱になる事を決意。。

と言うのも、

中古で粗悪な物を掴んだのがきっかけです。

これは動作品。

 

用意する工具。。

分解するのが難しい理由が有ります。

サイドカバーが簡単に外せません。

スプール軸側を分解する必要が有ります。

 

それで必要になるのが

六角ナット。しかもディープタイプ。

スプール軸が長く邪魔で

普通の六角ナットが使えません。

苦労して調べたら

17mmの筒型、ディープ六角ナット。

この為だけにアマゾンで買ってもうた。

。。。

あとは+ドライバーとラジオペンチ位です。

 

スプール外しまーーーす。

 

座金が2枚、手で外します。

スプールを外した際紛失するのか、

この座金が無い中古が多いです。

無いとハンドルは回りますが

干渉してまともに動かないです。

何と!!

スプール座金は、

未だにシマノで入手可能だそうです。

25年前に製造終了した部品が

未だメーカーから入るとは凄い。。

買い占められちゃうので内緒です。

 

この軸に挟んであるE型止め輪を

ラジオペンチで外します。

これが結構大変だった。

丈夫なので

力が加わっても

割れるようなものでは無かったです。

 

そしてディープ型六角レンチ登場。

奥にある六角ネジを

この筒型工具で手で回して外します。

ハンドル工具など無くても

手で回して緩められます。

車のホイールナットにも使われる

工具です。

タイヤじゃないから力が要らない。

これが出来たらもう簡単です。

 

外した記念撮影。

 

 

 

この3つのネジを外すと

ベアリングがあります。

 

 

オイルが固まって汚れています。

 

台所でほどほどに洗浄。

綺麗になりました。

中の円がスムースに

クルクル回るようになりました。

ニヤリ( ̄ー ̄)。

ベアリングを考えた人天才やんっ!

 

ベアリングのサイズメモ。

直径22mm、内径10mmでした。

厚み測るの忘れましたwww

多分6mm位かな。

 

後にもう一台分解して

厚み6mmでした。

 

ボールベアリング、

このサイズは汎用品で

単品で入手可能です。

調べたら

1個500円位からアマゾンで

売ってました。

今回は良好なので洗浄で済ませます。

デジタルノギスでサイズチェック。

 

 

ここまで分解すると

サイドカバーが外せます。

カムシャフト萌え。。

ゼンマイやギアって凄いなと思いました。

よく考えましたね。

亡き大森製作所なんて更に芸術ですね。

 

固着するようなグリスで無く、

程度はよさげです。

 

が、

ここまで来た証に拭きました。

 

外した順に

並べて置かないと悲惨です。

特に不器用で集中力が無いので。。

でも部品少ない。笑

 

とても良い状態だったので

逆にやり甲斐が無いぞ。。(・∀・)

鉄粉で汚れたグリスを拭き取り、

万能グリスを薄く塗布。

 

後は順番に組み立てて終了。

 

だったのですが、

やはりトラップが発生。。

 

お尻に付いている

小さな左右レバー、

ハンドルの逆回転ロックが

効かなくなっていました。。号泣

 

町内を3周し、

気持ちをリセットして

やり直し。やり直し。やり直し。。

人柱、次世代の為の犠牲です。

人が通ると道が出来る。

行けば分かるさ、

元気ですかーーーっ!?

 

原因が分かりました。

 

つまようじの先の金具に中国。

いや、注目。

読んでないよね、誰も。

マニアック過ぎるからね。

ここまで読んだ君はもう友達だ。笑

 

この、

ロック解除とロック切り替えの、

この金具の位置が

分解している間に、

180度ずれていました。

 

組み立てる前に、

ロック、ロック解除切り替えが

ちゃんと出来ているか、

ハンドルを付けて回してみるか、

軸を手で回すかして、

逆回転でロックするか

確かめてから組み立てて下さい。

 

ここ。

 

 違いを見付けて下さい。

 

なんか意外と簡単だったなー、

時間は初めてだから掛かったけど。。

そもそもこんな細かい作業事苦手だし。

 

そう、

ドラグが無い分構造もシンプル。

だから故障が少なく、

未だノーメンテの現役が多数

流通しているのかも知れません。

壊れそうだなと思うような部品が無い。

 

ダイヤモンドリールのマイコンでは

こんなに簡単に出来ません。多分。

 

ハンドルを回して

カラカラする理由が分かりました。

スプール受けを付ける前は

ハンドルを回してもカラカラしません。

 

スプール下の、

黒いブラスチック製の

糸落ち防止カラーと言う部品、

これが上下運動で、

振動で当たる音で

不具合では有りませんでした。

スプール受けの溝に

ちょっとグリスを塗ったら

解消されました。

 

昭和の物作り、

昔はしっかり作っていたんですね。

流石、MAID IN JAPAN。

後発されたモデルの方が壊れ易い矛盾。。

 

以上、人柱でした。

これを書いた何年も後に、

ここに辿り着いて参考にする人

いるんだろうな~~~。

 参考になったら教えてね。