こんにちは。
がんばり屋さんの心に寄り添うカウンセラー
いとうともよ（ともよん）です。
自分に自信がなくて
自分のできないところ
ダメなところばかりが
目について
こんな自分なんか
いない方がいいんじゃないか。
こんな自分が
お母さんで
子どもに申し訳ない。
ほかのお母さんだったら
この子たちはもっと
しあわせだっただろう。
こんな自分がお母さんでごめんなさい。
そう思っていた時期が長くありました。
『子どもはお母さんを選んで生まれてきた』
なんていうことも
よく耳にした頃。
どうして私なんかを
選んできたんだろう。
ごめんなさい。
いいお母さんじゃなくてごめんなさい。
怒っちゃってごめんなさい。
叩いて、どなって、蹴っとばしてごめんなさい。
感情をコントロールできない
未熟な
親になる準備のできていない
ひどいお母さんでごめんなさい。
あの人がお母さんだったら
よかったのに。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
子どもの顔をみるたびに
思っていた時期がありました。
それはとても
とても苦しい時期でした。
今振り返ると
それだけ自分は
子どものことが愛しくて
一生懸命育てたくて
マジメで
自分の精一杯を
毎日、毎分、毎秒
子どもに命を注いでいたんだ
ということがわかります。
その頃の自分には
「愛情なんてない」
と思っていました。
「子どもが可愛く思えない」
そう思っていました。
本当に愛情がなくて
本当に可愛くなかったら
子どもを怒ったあとに
死にたくなるほど後悔したり
眠れなくなるほど
子どものことで悩んだり
可愛いお洋服を
着せようとしたり
可愛い写真を撮ろうなんて
これっぽっちも
思うことはなかったでしょう。
それだけ
一生懸命で
それだけ
世界が狭かった。
ひとりの世界。
閉じこもって
自分でなんとかしなくちゃいけないと
ひとりでがんばっていた。
今でも
怒鳴りとばした私の顔を
部屋の隅で小さくなって
見つめている
小さな子どもの顔が
忘れられません。
私はきっと
この先もずっと
このおびえた顔を
忘れることはないでしょう。
小さなあの子の
おびえた顔を
私はずっと自分の胸に
今の私ができる
精一杯の愛情表現を
していくだけ。
それは罪悪感から
というのとはちょっと違う
私が一生懸命子育てをしていた
その時につけた
自分でつけた傷のようなもの。
キラキラとした
綺麗な思い出もあれば
胸がえぐられるような
キリキリとした
忘れられない瞬間もある。
それもすべて含めて
精一杯、一生懸命
こどもと共に生きていたしるし。
きっと年老いて
記憶を忘れてしまうまで
私は一緒に
生きていきます。
時折私の心の中に
浮かんでくる
あのときの子どもを
優しく抱きしめます。
「ごめんね。」
あのとき
素直に謝れなかった
あのとき
素直にぎゅっと抱きしめることが
できなかった
自分のかわりに。
小さい子どもの子育ては
あの頃の私にとっては
生きる全てでした。
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