じいちゃんの形見シリーズ第三弾
・・・いつまで続くんだ？と思われるといけないのでこのへんで止めときますが
時計宝飾事業の創始者でもある祖父から受け継いだ品物の中で
宝石類を除けばおそらくこの時計が一番高価なのではないか？と思われる逸品です
しかもこの時計もものすごい秘密を持った時計でした・・・！
手巻きのロレックスなんですが
ベゼルは一回転ダイヤモンドが取り巻いていて華やか！男性用サイズで迫力あります
ダイヤモンドベゼルなのに紳士用のケース径ってなんか変ですが、、、
アクリル風防にクラシック間の漂う文字盤
そしてブレスレットはホワイトゴールドWGを採用～金無垢なんですね
かなりの重量が有るので仮に売りに出してもそれなりの値段が付きそう♪
最後に着けたのは祖父の葬儀の時だったなぁ
そういえばそれ以来この時計を着けて外出してないわ
6時位置にはPRECISIONの文字プレジョンと読むんですが
これは正確なとかそんな意味で当時ロレックスの手巻き時計は
このプレジョンを名乗っていたようです
よく見るとシングルカットの36面に磨き上げられたダイヤモンドを使っています
これは58面のダイヤモンドを使うと輝きが細かくなりすぎてあまりきれいではないとの判断で
現行のテンポイントなんかでも36面を使っています
まぁそこはあまり不思議はないのですが、、どうもダイヤモンドの品質が少しバラバラだな～
検品の厳しい時計業界の中でも
特にそこにこだわりがあるイメージの有るロレックスらしからぬ品質
手巻きなのでリューズは大きく巻き上げやすい形になってる
因みにロレックス、金無垢ホワイトゴールド 手巻き プレジョン等のキーワードで
検索してもこの時計が出てくることはありません
なぜかというと・・・この時計のムーヴメント以外は
ナンと後付けのカスタムロレックスだったんですね
私がこの時計を譲り受けた後一旦でロレックスのカスタマーサービスに送って
ベルトの調整とオーバーホールを依頼した際に判明したんですが（笑）
爺さんはきっとロレックスのプレシジョン金無垢ホワイトゴールドを購入して
恐らく装着されていたであろう革ベルトを外して外周をマルっと改造
ダイヤモンドベゼルの金無垢ホワイトゴールドROLEXが出来上がったという訳です
カスタマーサービスでも
「確かに弊社の品物なんですが製造年も不明なくらい古いものです」だそうです
本家に製造レコードすら残っていない結構レアな感じかもしれません
腕回りもタッパが１８０も有った爺さん様に合わせて有ったので
僕のサイズまでカットしました
そこは宝飾の技術でなんとでもなる金無垢ベルトなので問題なくきれいに仕上がりました
写真撮り忘れましたがバックルもエンブレムがちゃんとついてて
ベルト部分も社外品なのか聞けばよかったなぁ
なんでこんな時計が有るのかというとそれも凄いストーリーがありました
爺曰く元々このロレックスは”KK”という女優さんの為に作ったものだそうです
納品後数年間は映画やテレビで活躍していたそうですが
ある時相当にお金に困った時期が有ったらしく
その時にこの時計を預かって相応のお金を貸したんだと
今となってはホントかウソかわからないエピソードを教えてくれました
その話は叔母さんや母にすると
「あー当時そういう女優さんが出入りしてたわねぇ～」だそうです
う～～～んなるほど
まぁそういうエピソードも含めて楽しみたいと思いますって話
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