座位を可能にしよう! (2) | 肢体不自由の子どもと共に生きるのブログ

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肢体不自由の子どもと共に50年余を過ごしてきました。肢体不自由な子どもに変わり、その不自由さを知っていると自負しています。
肢体不自由に対して、私の思いや意見を記して参りますが、質問と理解できない点については、どうぞお尋ねください。

 “CPやPVLと宣告され、充分ではないが首がすわっているような乳幼児、何処にでも座れるように指導したいです。”
 首がすわれば腰がすわって(座位)欲しい。何処の保護者も思う事なのでは…
 座ると言う事は、腰から上の体幹を空中でバランスを保つ事を言うのです。
 まずは、床の上に座れるようにしましょう。床の上に座れないのであれば、何処でも座れない事になります。
 座位保持椅子などと言われる椅子に、ベルトや紐などで括り付けられているのは座っているとは言いません。人でなくても、人形でも同じ様に括られていれば座っているように見えるのでは…
 座る事の初めは、足をあぐら座位・正座・割座等にさせて、手を床に着いて支えとして、それでバランスを保つ事です。この際に、手を床に着いて支えとする事を嫌がる事が、最大の問題となります。
 両手を支えとして座っていたのが、片手の支えで良くなり、両手の支えが不要となり、両手でもって玩具で遊べるようになるのです。
 ここまでの成長が、何時後のの年齢までにできるかが、次の目標の違いとなって現れます。
 床での座位が可能となれば、椅子での座位が可能になるように指導します。
 〝2歳で自分でお座りをすれば、歩行が可能。4歳で自分でお座りをすれば、半分が歩行可能。8歳までに歩行しなければ、以後は歩行不能。〟 こんな風に言われたり、考えられています。
 この他にも、四つ這い移動かいざり這い(尻這い)を行わなければ、歩行を獲得できません。
 座らせてあげれば座れるようになったと喜んでいないで、歩行を目指して次から次へと高度の目標に目指して欲しいです。

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