疲れた時は…? | 肢体不自由の子どもと共に生きるのブログ

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肢体不自由の子どもと共に50年余を過ごしてきました。肢体不自由な子どもに変わり、その不自由さを知っていると自負しています。
肢体不自由に対して、私の思いや意見を記して参りますが、質問と理解できない点については、どうぞお尋ねください。

 “4月から5月にかけて、昼と夜を取り違えて寝る事が多い子どもです。”
 上記の様なことを言われる保護者は少なくありません。
 何故にこの様な事が起きるのだろうか? 考えてみます。
 私たちの身体にとって、睡眠はとても大切な事です。睡眠によって疲れをとるからです。
 何故睡眠によって疲れが取れるのか? 人間として数万年の間、進化を進めてきました。ところがこの数百年によって、人間としての生活の環境があまりにも変化して、その変化に追いつけない身体が疲れを訴えて昼夜の逆転となっているのです。
 変化したのは機械化が始まりです。食べ物を求めて歩き、狩りをするのに走っていたのが、家畜や機械によって肉体労働が減りました。それでもこの数十年前とは異なり、肉体労働は存在していました。肉体の疲労は、睡眠で回復する事を数万年の間の進化によって遺伝子に組み込まれてきていましたが、肉体労働でない疲れをどの様に取るのかは未だ遺伝子内に無く、個人によって異なっているのです。
 多くの神経疲労の方々が取った対策は… スポーツジムに通い軽い筋肉疲労を得る事です。
 神経疲労が有るのに、筋肉疲労を加えて、筋肉疲労をいやすために睡眠を求める。この睡眠によって、神経疲労も癒そうとしているのです。
 神経疲労が有るから夜寝られない。夜寝ていないから昼に眠くなり、つい眠ってしまう。昼には神経疲労の条件は続いているのに…
 この連鎖によって、昼夜の逆転が起きているのでは…
 昼夜の逆転になっている時、神経疲労の対策でスポーツジムを使った人たちに倣い、身体に疲れを及ぼすような事をさせたりして欲しいです。
 身体が疲れれば、夜寝るようになります。夜寝る事ができていれば、昼に寝る事は無くなるのでは…
 昼夜の逆転を6月まで引きずらないように、早めに神経疲労の恐れのある時は、身体の疲れるような事をして欲しいです。
 今できる最高の運動能力を使う事を、30分程本人にしてもらう事で、睡眠の導入になるのでは…

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