肢体不自由を治そう! その仕組みは? (4) | 肢体不自由の子どもと共に生きるのブログ

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肢体不自由の子どもと共に50年余を過ごしてきました。肢体不自由な子どもに変わり、その不自由さを知っていると自負しています。
肢体不自由に対して、私の思いや意見を記して参りますが、質問と理解できない点については、どうぞお尋ねください。

 肢体不自由の乳幼児の治療には、運動療法が用いられます。
 何故に運動療法でもって不自由な身体の治療が行われるのだろうか? 考えてみましょう。
 誤学習をしてはいけないが、何を学ぶのが良いのだろうか?
 誰もが当たり前の事として忘れているのが、地球上に住んでいる事です。月に住んでいるのでないから、それだけ重力が身体にかかっているのです。
 運動療法で学ぶ事は、地球上に住むための身体の使い方なのです。
 重力に逆らい、そのバランス確保を学び、動き方と姿勢保持の方を身体に覚えさせる事です。この他の学習が誤学習となるのです。
 身体の自由が無く歩く事ができなければ、車椅子などに乗っての生活となります。
 歩くためには四つ這いやいざり這いができないと難しく、四つ這いやいざり這いをするには床に座る事が必要です。
 新生児期から学ぶいろんな姿勢や動きが、できるようになってから歩くようになるのです。
 新生児期から獲得する順に肢体不自由の乳幼児も、姿勢や動きを学んでいかなければならないのです。
 異常な姿勢や動きをする事で、その先に進めなくなり、姿勢や動きの獲得を諦めているのが肢体不自由の乳幼児なのです。
 CP・PVL等で運動麻痺が有ると宣告されたり、運動発達遅滞等と宣告されたならば、新生児の獲得する順に姿勢や動きを学びたいです。
 どの様にして乳幼児に指導するかが、それぞれの運動療法の考えと技術なのです。

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