先天性肢体不自由の運動療法 その3 | 肢体不自由の子どもと共に生きるのブログ

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肢体不自由の子どもと共に50年余を過ごしてきました。肢体不自由な子どもに変わり、その不自由さを知っていると自負しています。
肢体不自由に対して、私の思いや意見を記して参りますが、質問と理解できない点については、どうぞお尋ねください。

 肢体不自由の宣告を受けた乳幼児は、自分の身体を動かせなかったり動かそうとしません。
・ 動かせない乳幼児は、麻痺などによって動かす方法がわからないでいるのです。
・ 動かさない乳幼児は、発達遅滞の事が多く、身体を動かす喜びを教えてあげたいです。
 どちらの乳幼児も身体を動かさないために、関節が硬くなりストレッチの必要性があります。動かせない身体も、動かそうとしない身体も、身体を動かさないが為に、関節は硬くなり動かなくなります。
 麻痺によって動きにくい身体も、発達遅滞によって動かさない身体も、身体を動かさない間に関節は硬くなっていき、更に身体を動かしにくくなっているのです。
 動けないでいる乳幼児の関節が硬くなり、動く機会を減らす事は更に運動機能を悪くすることになります。
 肢体不自由の乳幼児には、機能の改善を図る間だけでも、ストレッチを欠かさないで施したいです。私たちもストレッチをする必要が有るのですが、日常生活の中で身体を動かしているので、生活の場ではストレッチの必要性を感じませんが、生活以外での体の動きをするときにはストレッチは欠かせません。
 ストレッチを施した乳幼児は、運動機能を改善させるために機能訓練や歩行訓練を受けます。幼い時からのストレッチの施しは、年を重ねるに従い、嫌な事から快感と変わるようです。
 肢体不自由の乳幼児に、ストレッチによって身体の動きを和らげ、身体が柔らかな事を快感と教え、運動機能を伸ばす事を助けて欲しいです。
 ストレッチは肢体不自由だけに施す物ではありません。誰もが日常生活の中で自分自身で施して欲しいです。ケガなどの予防になります。
 次回に続く・・・

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