脳性麻痺(肢体不自由)の治療 | 肢体不自由の子どもと共に生きるのブログ

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肢体不自由の子どもと共に50年余を過ごしてきました。肢体不自由な子どもに変わり、その不自由さを知っていると自負しています。
肢体不自由に対して、私の思いや意見を記して参りますが、質問と理解できない点については、どうぞお尋ねください。

脳性麻痺を中心とした、脳や脊髄の神経が原因の肢体不自由(運動機能障害)、更に生まれつきや産まれて間もない新生児が肢体不自由(運動機能障害)となった時・・・??
 肢体不自由児は、病院や療育施設と呼ばれる専門のような所で、治療を受け始めますが、この受けている治療を疑いたくなるのです。
 1970年は今から50年前のことです。
 脳卒中の治療、交通事故や労災などでの治療、病気の治療、これらが原因で肢体不自由(運動機能障害)となった治療では、この50年間の治療法の進歩は目覚ましい物です。
 新生児医学も進歩して、258gの超低未熟児が、NICUのスタッフの看護の結果、保育器で成長して親の元に抱かれる事のできる医学の進歩した時期が来たのです。
 しかし肢体不自由となってしまった子どもには、不自由な身体を少しでも改善させる為の治療が、この50年間の間に向上するのではなく低下してしまったようなのです。
 運動発達の遅れはあっても、生後3歳頃までに自力で床に座れて四つ這いができるようになっていれば、独歩に至ることが可能となるのが当然であった1970年の頃の事、今では杖歩行もできないのに不思議でもない?
 〝2歳で自分でお座りをすれば、歩行が可能。4歳で自分でお座りをすれば、半分が歩行可能。8歳までに歩行しなければ、以後は歩行不能。〟
 50年前には上記のように言われたものです。
 あれから50年が経過した今、自力で座るなどの事は当たり前で、つかまり立ちもできているのに「歩くのは難しい」等と言われても不思議に感じない…、「貴方のお子様は、○○が原因で障害が重かったようです」の言葉で終えられてしまう・・??
→ 低体重出産・出生体重-644g・知的障害
 http://www15.plala.or.jp/LS-CC/Story03.html
 半ば運動機能の改善に絶望しながらも、藁をもつかむつもりで訪ねた訓練・・
→ 脳性麻痺 痙直型 両麻痺
 http://www15.plala.or.jp/LS-CC/model09.html
→ 2歳時四つ這い可能 7歳で独歩不能 独歩可能になると信じたいが!
 http://www15.plala.or.jp/LS-CC/model13.html
 50年前とどうして異なってしまったのか?
 〝生まれつき運動機能障害の子どもは、生まれた時の脳のダメージによって運動能力は定まっている。訓練をしたからとか手術をしたからの理由で、機能の状態が変わるわけではない。〟
 今では上記のように言われているようなのです。
 「訓練をしても手術をしても機能が変わらない」と言いながらも、何故に訓練などの治療を行っているのだろうか?
 保護者が藁をもつかむつもりで願う気持ちに、放置できない医療機関としての義務として行っているふりをしているだけなのでは…?
 正価や効果が獲られない医療機関での治療、同じように藁をもつかむつもりで訪れる「鍼治療」、更にお金の無駄遣いをするだけなのに、それでも藁をもつかむつもりで何かを求めて………
 少なくとも今から50年以前の治療を肢体不自由児に行えば、今の効果や正価よりも良い結果が出るのでは・・?

※ 良い能力を持ちながら、伸ばされていない子どもが多数おられます。その子どもは良い指導が受けられないでいるのです。
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