宅建&賃貸不動産経営管理士ダブル受験の学習戦略 | TOM★CAT ~友次正浩の宅建合格道場~

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LEC宅建講師、友次正浩(ともつぐ)のブログです。宅建/賃貸不動産経営管理士/管理業務主任者試験の合格を目指す皆様に、勉強の方法からモチベーション維持のコツまで、役立つ情報をお届けします。皆様を合格までナビゲートしていきます。

友次です。

 

賃貸不動産経営管理士

最近、人気の資格ですね。

 

私も本を執筆しており

講座も担当していますが(笑)

 

受験しようかどうか

迷っているという人も

いると思います。

 

管業賃管であれば

ダブル受験も十分可能です。

しかし、

宅建賃管

ダブル受験は正直大変だと思います。

その理由は、まずは試験範囲の重複量です。

宅建賃管

意外と重複している範囲が

多くはありません。

ここをまずは認識してください。

 

設備系は管理業務主任者試験では

しっかり対策をする分野ですし

賃貸不動産経営管理士試験よりも

細かい部分まで学ぶ必要があります。

 

管理業務主任者試験の学習を

している人であれば

民法も学ぶし宅建業法も学ぶ。

個人情報保護法も学ぶし

品確法も学ぶ。

少額訴訟なども学ぶし、

設備系も学びます。

要するに、試験範囲の重複が多いのです

 

 

今までであれば

合格率も高かったので

宅建の後に少し勉強すれば

とれる資格でした。

今はどうなっているかと言えば

正直な話をすると

宅建試験当日までに

宅建試験合格レベルに達しているのであれば

宅建試験後からの学習で間に合います。

 

宅建賃管のダブル受験を

目指すのであれば

まずは重複している範囲については

(民法・借地借家法・宅建業法等)

宅建試験までにしっかりと

学習をしておき

その後、一気にそれ以外の範囲の

学習をしなければなりません。

 

 

正直な話

宅建賃管管業のトリプル受験と

それほど苦労は変わらないかも

しれないと思います。

(重複等を考慮すれば…)

 

であれば

トリプル受験をするというのが

実は一番効率が良いと思います。

 

宅建合格者であれば

これから管業の勉強をメインで行い

賃管も目指すという学習法ですね。

 

今年、賃貸不動産経営管理士試験

受験しようと思う皆様は、

一緒に管理業務主任者試験

受験するのを検討してみては

いかがでしょうか。

 

なお、トリプル受験を検討する場合

ペース配分については

こちらではなく

宅建&管理業務主任者ダブル受験の学習戦略

をご覧ください。

 

 

なお、どの講義を受講したら良いか

迷っているという方へ。

管業を受験予定でないという方も

管理業務主任者試験の講義を

担当している講師の中から

自分に合う先生をオススメします。

 

試験範囲の重複の話も上でありましたが

最も差がついてしまうのは

「設備」の部分です。

設備は過去問では対応できません。

だからといって、LECの調査では

設備の問題は正解率が高いため

捨てることもできません。

実は、賃管の設備の問題は

管業の基本問題となっていることがほとんどです。

 

例として、賃管令和3年の問18(選択肢3)より。

**********

受水槽の天井、底又は周壁は、建物の躯体と兼用することができる。

**********

こちらの問題は×となります。

 

賃貸不動産経営管理士試験では

受水槽の問題は今まで出題されていませんでした。

しかし、管理業務主任者試験では

この問題は基本問題として扱われます。

管業平成27年の問21(選択肢2)より。

**********

受水槽を、耐力壁などの面に接して堅固に固定することは禁止されている。

**********

全ての面の点検ができるように

壁にくっつけて設置することはできません。

したがって、この問題の解答は○となります。

管業受験者であれば、何cm離す必要があるかも確認!)

 

 

同一論点であるということは

おわかりいただけたでしょうか。

 

ちなみに、令和3年の問18については

他の選択肢も管業の勉強をしていれば

容易に正誤判定ができる問題でした。

 

(比較してみてください)

賃管令和3年の問18(選択肢4)

**********

ガス給湯機に表示される号数は、1分間に現状の水温+25℃のお湯をどれ だけの量(リットル)を出すことができるかを表した数値である。

**********

管業平成30年の問20(選択肢3)

**********

ガス瞬間式給湯器の能力表示は、一般に「号」で表され、1号は、流量毎分1Lの水の温度を25℃上昇させる能力を表している。

**********

 

特に設備に関しては

過去問も少ないため

(換気設備などの例外はあるが)

過去問そのままの出題は稀です。

 

管業の問題を分析している先生であれば

ここの部分の対策は

しっかりとってくれるはずです。

 

ダブル受験を目指す皆様

以上のことを参考に

頑張ってください!

 

 

★お知らせ(賃管)★

今年から、LECの基幹講座の収録を

友次が担当することとなりました。

詳細は

LEC賃貸不動産経営管理士講座

をご覧ください!

 

 

★お知らせ(管業)★

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