長崎の原爆資料館に行ってきました。

受付の前で、挨拶した平和案内人 岩本さん。
館内を案内してくれました。
一つ一つ本当に丁寧に、説明してくださいました。
「被爆者だからって、たくさん差別されてきたりもしたのよ。」
すごく若い方に見えたので、最初は、分かりませんでしたが、被爆者のかたでした。
長崎は昔から、キリシタンが多く、ほら見ろ!異教徒だから、天罰がくだったんだ!と、言われたこともあるんだよ。と、言い、「ほんと、やだよね~。」と、笑う。



明るくて、元気いっぱいで、すごいなあと思っていると、
「絶対原爆なんかに負けないぞ!明るく生きるぞ。って、いつも心に誓うのよ。」と強い目で、笑顔でいわれました。


外国のかたが来たときは、戦時中、日本人が侵略しようとしたり、捕虜を助けなかったことに対して、日本人として心から謝罪するんだそうです。
…。

そして二度ともうこんな過ちは冒さないようにします。ごめんなさいと話す。途中で話を聞いていたアジアの人に謝っている。



私はもうすごく

申し訳なくて…。

「焼き場に立つ少年」を一番見せたい写真だと説明してくださる岩本さんが、歯を食いしばり立つ少年と重なり、つらくて申し訳なくて、涙がでてしまいました。
突然、隣で私たちを見ていたたおじさんが、「泣くな!泣いたら負け。俺も被爆者じゃ。泣かんよ。」岩本さんもびっくり、しばし談話。

それから、追悼平和記念館へ岩本さんの手記を読ませていただき、追悼室で黙祷。

気づけば岩本さんと、3時間半も一緒にいました。
もう68歳になる彼女にどうしてこんなパワーがあるんだろう?
お別れの時、「本当にありがとうございました。お疲れじゃないですか?」訪ねると、
「私達はね、伝えていくしか出来ないの。こうやってあなたが聞いてくれたり、黙祷してくれたことが、嬉しくて仕方がないの。だから、楽しいのよ。本当にありがとう。人間が作り上げたこんなすさまじい兵器
こんなすごい兵器を作り上げた人間なんだから、平和を作り上げることも出来ると思ってるの。
それはあなたたちみたいな若い人の役目なのよ。私たちはこれからも平和案内人を続けるから、
頑張って。そしてまた会いに来て。」

と、答えられました。

本当にありがとうございました

また絶対会いに来ます!
と、約束して、連絡先を交換して別れました。

本当の人間の強さを目の当たりにしました。