私たちは、人間として見られていない。

貴族どもは私たちのことを”飼い犬”として見ているから。


「起きろ餓鬼共!!」


そう言われて、金属製の棒で叩き起こす。


外をみれば貴族たちが、見世物芸をみるように談笑して

居座っている。




そのとき、耳元に唸り声が聞こえた。

バッと振り返ったらもう遅く、


女の子が灰色狼に喰われた。


無残な身体、

私もこれに喰われるのか・・・?


「ぃ・・・いやだ。」


誰か、



誰か、




「―――助けてッッッ!」


そう叫ぶと、誰かが横から飛んできた。



赤髪に、黒い軍服。

袖元に赤い線が二本ほど入っていた。


「・・・ッ!」


彼はたった一本の刀で次々と倒していった。



「・・・大丈夫か?」

「((コクッ」


私が頷くと、彼は”逃げるぞ”と優しく微笑んでくれた。




・・・



「あ、なぁ、名前は?俺は大我。火神大我」

「・・・・・・・・・と、灯月」

「それだけか・・・?」

「・・・わからない」

「そっか」


すると彼はそっぽ向いて何かを考えている顔になっていた。


「決めた!」

「何・・・を?」

「名前だ。お前の名前は




 ――”凛”だ」







―――当たり前を捨てた。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


火神だじぇい!

こんないいやつなんだなと書いてて思うw

ふへへへへへ((ry



本当は青峰とかね、良かったんだけどさ((冗談タイム終了~ 何!?






「征君征君!」


私には”赤司征十郎”という幼馴染がいて、

私は”征君”と呼んでいた。

けれど私はある日どこかに売られて、

それから会えなくなった。


後の、七年はもう覚えていない。



・・・


私は花魁となった。

今日もまた客が来る前に紅をひいた。




本当は征君と、摘んだあの花みたいになりたかった。

運命はなんと酷いものだと思った。


一晩だけの恋愛。


悲しいくらいに感じるふりした、

吉原は今日も雨。




今日もここにはたくさんの人がきた。


昨日私の元に来た人に

”お前の願いはなんだ”と聞かれた。






私の願いはここから出して欲しい。


けれどそんなこと言えるわけがない。



・・・



今日もまた私に人がよってくる。

そして私は思っていないことを言う。


私を望む人の数が”罪悪感”という刃になって

私に突き刺さった。



「灯月!荷物をまとめろ!」


そう言われた。


不安な顔になったのは自分でもわかったが、

隣にいた友人が”平気だ”・・と

言ってくれた。


私は荷物をまとめて出て行くと。



目から涙が溢れた。




「行こうか、凛」







―――吉原今日も雨。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






今日カラオケいってキー上げて(+3)歌ってきて、

90点とれたさw







”俺たち幸せだよな!”

”そうだねっ”



そんな嘘を言いながら俺たちは

顔をくしゃくしゃにして笑って、

手を繋ぎながら歩いてたっけ。


二人で色んな事をしたよな。




でも俺は、



誰も満たされないことよりも、

望んだ最後だけを暖めていた。


怖い夢を見ただけの俺に、そうであったように――。



・・・



愛してた。

貴女のこと。

最後まで、

あの時まで。


それでも終わりにしたのは俺だったな。



なぁ、覚えてるか?

俺たちが初めて出会ったときのこと。


君がついた嘘も、

甘さも、弱さも

流していくような朝焼けで。



君はまた素敵に変わっていく。

――はずだった。



・・・



愛を歌った。

大地を蹴るように走った。


「最低だ」


殺してしまった最後も。






歳月が巡って声を辿って

また生まれ変わったら――




真っ先に会いにいく。










―――さよなら。



悲しみの海に沈んでいく。

目を開けるのも億。



このままどこまでもおちてって、

誰にも見つけられないのかな・・・。





・・・



眠れない夜が続く。


ふと見上げると鮮やかな水色に、白い肌の男の子が泳いでいた。

みていたら、綺麗に見えて、

惚れてしまいましたけれど・・・。


彼と目が合って振り返ってくれたのに、

嘘つきな私。



思っているうちにどんどん沈んでいく。





・・・



服は汚れて、笑顔も歪んでいった。

誰にも合わせる顔がない。


「放っておいてよ・・・っ!」


声にならない気持ちが溶けていく。






焦る、焦る、焦る・・・。

心配症なんだ。



怖くなるんだ。


闇が彼を隠してひとりきり。


もう限界だ。






この冷え切った手を伸ばす。










―――ほらね、君も素敵な色を隠してた。



今宵は満月。


月や星が見守る中、

愛おしい貴方のため、この身を授けましょう。



「…あなたは、特別なの」

「何変なこと言ってんだよ」



なんてあなたはいうけれど、

これはお世辞でもないし、

口説でもないの。


私が本当に思っていることなの。


嗚呼・・・・・・・・・


私あなたに恋をして。


貴方の目に映るものすべてが、

にくく見えてしまうの。







ねぇ、だから。











―――あたし以外は見ないで。