”俺たち幸せだよな!”

”そうだねっ”



そんな嘘を言いながら俺たちは

顔をくしゃくしゃにして笑って、

手を繋ぎながら歩いてたっけ。


二人で色んな事をしたよな。




でも俺は、



誰も満たされないことよりも、

望んだ最後だけを暖めていた。


怖い夢を見ただけの俺に、そうであったように――。



・・・



愛してた。

貴女のこと。

最後まで、

あの時まで。


それでも終わりにしたのは俺だったな。



なぁ、覚えてるか?

俺たちが初めて出会ったときのこと。


君がついた嘘も、

甘さも、弱さも

流していくような朝焼けで。



君はまた素敵に変わっていく。

――はずだった。



・・・



愛を歌った。

大地を蹴るように走った。


「最低だ」


殺してしまった最後も。






歳月が巡って声を辿って

また生まれ変わったら――




真っ先に会いにいく。










―――さよなら。