子どもの頃(5歳くらいかな)のことを思い出した。。。
私は日本舞踊を習っていて、
六月灯※の舞台で踊ることになっていた。
※六月灯というのは、南九州の風物詩で、神社やお寺に
手書きの灯ろうを吊るして、舞台で踊ったり夜店が出たり、
7月末まで各地で開催される。
一緒に踊ることになっていた女の子と母親たちと一緒に
その準備をしていた。
踊るのは、「かわいい魚屋さん」
あの頃、車の魚屋さんがこの音楽と一緒にやってきていた。
私と女の子は、
踊りでかつぐ、籠の中に入れる魚を準備した。
紙に書いて、太く黒く縁どられた魚に色塗って~
切ることになった。
(あ~女の子の名前が思い出せない。。。以下彼女と記す)
そこで、彼女と喧嘩になった!
太く縁どられた魚の線の内側を切る。←私の意見
魚の線を残して外側を切る。←彼女の意見
どちらかでかなり揉めたのだ。
私は、目を凝らして順番に回りを見た。
部屋の中の家具や、窓を開けて外を走っている車や
歩いてる人、風にそよぐ木々。。。
全部に黒い縁の線はついていない!
だから、線は必要ないと考えたのだ。
一生懸命、母親たちに自分の意見を伝えた。
ただ、本物の魚を確認してなかったから、
魚にだけ縁取りがあったら、違うかもな~って思った。
彼女も必死で、この線が必要だと言った。
全然譲らない!
その理由は言ってなかったけど。。。
結局、母親たちの笑いでごまかされて、
太い線の半分を切り取ることになった。。。
何とも言えない心残りというか、ハッキリした結論が出ない
この状況にヤキモキした!
今思い起こすと、目に見える全てに黒い線があるものなのか、
真剣に目を凝らして回りを見た自分が面白い。
今年の六月灯は、規模を縮小されて開催されている。
自家の近所の六月灯は、去年と同様中止になった。
当日の六月灯でどんな風に踊ったのか~
全く覚えていない。(笑)