NYダウ平均は、先週2日と週明け5日の2日間で1841ドルもの大幅下落。

年初来の上げ幅をすべて帳消しにしたわけだが、もともと高値警戒感&スピード警戒感は非常に強かった。

 

引き金となったのは2日発表の米雇用統計で1月の平均時給の伸びが高く出て、米長期金利が急上昇したこと。米景気の拡大がいよいよ本格化してきたことを裏付けるデータが出てきたことは朗報だが、金利上昇の初期症状が「一旦、株価下落」となって現れるのは致し方なしか…。まして、近年はアルゴが暴走しがちとなることも否めない。

 

奇しくも先週3日にFRBのイエレン(前)議長が任期満了の日を迎え、かねて「新FRB議長誕生後に株価が一旦大きく調整するパターンが再現される可能性」との声が聞かれていたことも事実ではある。

 

大方の市場の反応は「本格的な下げ相場に入ったと見ている向きは皆無」、「あくまで調整の範囲との見方に変わりはない」。NYダウ平均の下げが10~5%以内、つまり足下の調整が23954~25285ドルまでに留まれば、自律反発の余地も十分にあると言っていいだろう。

 

日経平均株価については、ちょうど9/8安値を起点とする「20週サイクル」のサイクルボトムに向かうタイミング。為替相場が極端に円高へと傾かない限り、国内上場企業の増益基調に変わりはなく、予想PER=15倍未満は押し目買いのチャンスと言える。

 

気になる為替相場は比較的冷静。ドル円については、月足で見て62カ月線が下値サポートとして機能し、なおかつ週足では一目均衡表の週足「雲」下限がサポート役として意識されることに期待。一時的に深押しする場面があっても、昨年9/8安値=107.32円を試すかどうかがせいぜいのところであろう。

 

(02月06日 10:00)