先週末15日の話題は、やはり米税制改革法が年内成立に向けて大きく前進したことにつきます。報道によれば、下院は今週19日、上院は20日にも法案を採決する方向で調整に入っているとのことで、まずはその行方を見守りたい…。材料としては一旦出尽くしとなるものの、ほどなく年明け1/30の一般教書演説までに公表するとされているインフラ投資の内容や規模に市場の期待はつながれて行くものと思われます。

<15日・NY終値> ●NYダウ平均=24651.74(+143.08ドル)
●米10年債利回り=2.349%
●ドル/円=112.60円 ●ユーロ/ドル=1.1750ドル

<ドル/円> 想定通り
先週末15日は、ドル/円について「112.40円を軸とした112.00-112.80円のレンジ内での値動きになる」と想定しました。実際、15日の下値は112.03円まで、上値は112.74円までとなり、ほぼ想定通りの展開になったと言っていいでしょう。

米税制改革法案が年内成立に向けて大きく前進したことにより、足下では112.80円処まで値を戻す展開となっているわけですが、それでも上値はなかなか重いというのが率直な印象。FRBが足下の低インフレ状態を危惧している模様であることが一つの重しになっているものと思われますが、年が変わればFOMCメンバーも大きく変わり、これまでよりタカ派寄りのメンバーが増えるということは頭の片隅に置いておきたいところです。

諸々踏まえまして、本日(18日)のドル/円については112.70円を軸とした112.40-113.00円のレンジ内での値動きになると想定します。

<ユーロ/ドル> 想定通り
先週末15日は、ユーロ/ドルについて「1.1770ドルを軸とした1.1740-1.1800ドルのレンジ内での値動きになる」と想定しました。実際、15日の上値は一時的にも1.1805-10ドル処まで、一方の下値は1.1740ドル処までとなり、ドル/円と同様にほぼ想定通りの展開になりました。

基本的にはドル主導の動きということになるのでしょうが、15日はオーストリアで第1党の国民党が極右の自由党と連立政権樹立で合意するといった出来事もあり、またまた右傾化するユーロ圏の先行き不安というものは、基本的にユーロの上値を押さえやすいという点も頭の片隅には置いておく必要があるものと考えます。

踏まえまして、本日のユーロ/ドルについては1.1750ドルを軸とした1.1720-1.1780ドルのレンジ内での値動きが中心になると想定します。

<日経平均株価>
先週末15日は、日経平均株価について「週末ということもあってやや仕掛けにくいことも事実だが、25日線あたりまで下押している執筆時の状態は押し目買いの好機ではないか」などと述べました。実際、15日は25日線が位置していた2万2550円処での終わりとなり、週明けの本日(18日)は上げ幅(前営業日終値比)が200円を超える強気の展開となっています。

米税制改革法案の年内成立への期待は今しばらく引き継がれると見られ、これまでに押し目で細かく買い拾った複数のポジションはホールドの方針で臨みたいと考えます。
(12月18日 10:35)