昨日(14日)、NY時間に発表された11月の米小売売上高は事前予想や前回実績を大きく上回る高結果で年末商戦序盤の好調さが伝わってくるデータとなりました。ただ、13日のFOMCを通過して以来ドル/円は上値へのモメンタムを失ってしまっている模様で、目先は112円処で下値を支え切れるかどうかという点が大いに気に掛かります。何やら全体に薄霧が広がっているようなもやっとした印象です。

<14日・NY終値> ●NYダウ平均=24508.66(-76.77ドル)
●米10年債利回り=2.348%
●ドル/円=112.38円 ●ユーロ/ドル=1.1775ドル

<ドル/円> 上へのモメンタム喪失
昨日(14日)は、ドル/円について「112.80円を軸とした112.40-113.20円のレンジ内での値動きが中心になる」と想定しました。実際には112.80円処が上値抵抗となり、NY時間入り後には一時112円割れ寸前のところまで下押す場面もありました。

せっかく11月の米小売売上高が好結果であったのにも拘らず、一部の米共和党上院議員が税制改革法案に賛成できないとしていることが伝わり、あえなくドルは叩き売られることに…。一時は21日線を下抜けるような動きも見られ、どうしても弱気になびきやすいムードではあります。

そもそも13日のFOMC後にドルが売られる流れとなってからは、ドル/円が上値へのモメンタムを失ってしまっているようで、当面は余程の材料が出てこない限り、上値が重いままの状態が続きやすいと見られます。踏まえまして、本日のドル/円については112.40円を軸とした112.00-112.80円のレンジ内での値動きになると想定します。

<ユーロ/ドル> 想定通りの展開
昨日(14日)は、ユーロ/ドルについて「1.1840ドル処から1.1790ドル処を一つの目安に短期ショートを振る方針で臨みたい」と述べました。実際、ECB理事会後の会見におけるドラギ総裁の発言を受け、一時は1.1770ドル処まで下押す展開となり、想定していた通りの展開となりました。

昨日更新分の『外為LAB. (https://gaitame-lab.com/index.php)』でも述べたように「一部報道ではECB内部で早期出口論への支持が強まっているとされているが、あくまでドラギ総裁は今後もそうした見方を封じ込めようとする」と個人的に見ていたところ、実際に想定通りの発言が飛び出した次第で、このことは今後暫く尾を引くと思われます。

踏まえまして、本日のユーロ/ドルについては1.1770ドルを軸とした1.1740-1.1800ドルのレンジ内での値動きになると想定します。

<日経平均株価> 押し目買い?
昨日(14日)は日経平均株価について「新たな買い材料には乏しく目先は上値も限られると見られ、結局は2万2700-800円処でのもみ合いが短期的には続く」と述べました。実際、昨日の大引けは2万2700円処で一旦は下げ渋るかに思われましたが、NY時間に米税制改革法案の行方についてネガティブな話題が伝わったこともあり、本日は一段の下げとなってしまっています。

本日(15日)は週末ということもあってやや仕掛けにくいことも事実ですが、25日線は現在2万2500円処にあり、同水準あたりまで下押している執筆時の状態は押し目買いの好機ではないかと個人的には考えます。

本日もご愛読いただきまして誠にありがとうございました。(12月15日 10:10)