先週末まで、リーマンの買収交渉に関して
バンカメとJCフラワーズ、中国のSWFであるCICが
共同で入札を検討していたことは周知のとおり…。
他方、英バークレイズも買収を検討していたのだが
各社とも3月のベアー・スターンズ危機のときのように
事実上、FRBの後ろ盾が得られることが全ての前提であった。
しかし、またもFRBの保証や公的資金の投入が前提となれば
世論による「モラル・ハザード」との批判は免れない…。
いま、足元ではリーマンばかりかメリル、AIGまでもが相当にヤバイ状態だ。
大手のどこかが破綻すれば、モラル・ハザード批判はかなり鎮まる。
とはいえ、万一、メリルやAIGが破綻するとなれば、それこそ取り返しのつかないこととなる。
バンカメはメリルを欲しいと言っている。
モラル・ハザード批判が鎮まれば、AIGには政府保証をつけることも可能だろう。
ならば、やむを得ずリーマンには泣いてもらうしかない。
モラル・ハザード批判を鎮めつつ、混乱と危機を最小限に食い止めるために…。
そういうことだったのではないかと推察される。