月末に開催される(米)FOMCにおいて追加利下げが見送られるとの見通しが強まってきました。

それもそのはず…本ブログでも過去に指摘したとおり、去る9月7日に発表された(米)8月の雇用統計は4年ぶりの減少(4千人)という非常に「怪しい」数字でした。小生は、この数字を「腰だめ」の数字ではないかと指摘しましたが、どうやらその通りだったようです。


 その証拠に(と言いますか…)、9月18日のFOMCにおいて全会一致で0.5%の利下げを決定したのは、やはり「8月の雇用統計の数字が決め手だった」とのこと。

 つまり、世界的な金融収縮に歯止めをかけるお大胆な利下げには、どうしても「口実=理由」が必要だったので、雇用統計の数字をちょっと弄った…。悪く言えば、改ざんした(?)ということになるのではないでしょうか。

 結果的に、9月の米利下げによって金融市場の不安心理は大幅に後退。そして…10月5日に発表された(米)9月の雇用統計発表時には、こともあろうに8月の数値を4千人減少から8.9万人の増加に上方修正したのです。その理由を尋ねれば、なんと「政府部門の雇用に関する単純な計算ミス」との弁明。

こんなことがあっていいのか~~~~?叫び

 とまれ、9月の米利下げと雇用統計数値の大幅上方修正によって、NYダウは史上最高値を更新。米景気の先行き不安が一時よりもだいぶ弱まって、今月末の追加利下げは必要なくなった、というより追加利下げに踏み切る口実=理由がなくなってしまった…というのが実情でしょう。

 月末には、(米)7-9月期のGDP成長率(速報値)も発表される予定で、その内容は相当に厳しい…。


 サブプライムローンの延滞率は10月、11月にも一段と上昇することが確実視されており、自ずとドル売り圧力は強まってくるものと思われます。

 ドル/円レートは、思っていた通り一目均衡表(日足)の雲の上限をブレイクできず、昨日、本日ともに売り圧力が強まっています。下方に控える21日線、基準線を下抜けると、少なくとも一目均衡表の雲の下限=115円台前半までの下げは覚悟しなければならないものと考えます。