昨晩のNYダウは、米系証券が米金融機関の収益見通しを引き下げたほか、小売最大手の推奨を「売り」へ引き下げたことなども影響し、寄り付き直後から前日終値比で100ドルを超える下げ。その後、徐々に下げ幅を縮小したことが好感され、ドル/円は116円台、ユーロ/円は一時的にも158円台半ばまで値を戻す展開となりました。
結局、NYダウは50ドル安での引けとなり、昨日本欄で指摘したレジスタンスに上値を押さえられた格好。やはり、NYダウがレジスタンスを突破しない限りは、ドル/円、クロス円の上値も限られるということになりそうです。
それにしても…ドル円は116円台が何とも重い状況。いまのところ、一目均衡表(日足)の基準線が目先のレジスタンスという見方に変わりはありません。同様に、ユーロ/円は21日線が比較的強いレジスタンス。それぞれのレジスタンスを突破できなければ、今後は下方リスクが高まってきそうです。
もちろん、逆にレジスタンスを突破してくれば短期トレンドは一気に上方へ。ことドル/円に関して言えば、時間足で見て23日高値と27日高値、30日高値を結ぶラインをネックラインとする「逆三尊」が形成されていると見ることもでき、このネックラインを上方へブレイクしてくれば、23日の高値=117.12円を試す展開へと発展する可能性もあります。
月末の投信設定に伴う外貨の買いもそろそろ一服…。今夜はバーナンキFRB議長による「住宅」をテーマにした基調講演も予定されているため、当座は積極的にドル/円、クロス円を買い上がる動きも限定されることでしょう。
とにもかくにも、いまはバーナンキ講演待ち…。もちろん、今夜は重要な経済指標の発表も相次ぎます。
NYダウ、ドル/円、クロス円がそれぞれ重要なフシ目にあることから、講演の内容とその反応によって、当面の方向感が明確になってきそうな予感。今夜の動きからは目が離せません。
そして、週明けには、ようやく具体的なポジションを構えることができそうな気がします。